ガラスのバスタブの中で無数の泡が揺れる
水上ヴィラにある、世にも不思議なガラス製のバスタブ!
これはお風呂に浸かりながら、足下の海の様子が眺められる、クリアなバスタブなのです。バスタブから海を眺められる昼間もいいのですが、少し薄暗くしたバスルームで不思議な感覚が味わえる夜がおすすめ。
蛇口から注がれるお湯は、ガラスの側面から覗くと無数の泡が、まるでシャンパンのよう(熱帯魚の水槽の泡のイメージ)。湯船の水面と、足下の海面、どちらも部屋の薄明かりが反射してゆらゆらと揺れます。光の揺れがだぶって、ちょっとトランス気分。このバスタブに浸かるためだけでも、ここへ訪れる価値はあるかも。
水上ヴィラにはこのほかにもユニークな仕掛けがたくさんあります。
スーツケース型のシンクやガラス床の掘りごたつ式テラステーブル、洋上ネット式ハンモック、トイレの床の一部もガラス張り! 海にせりだしたテラスや2階もあり、あらゆる角度からラグーンを愛でられるシチュエーションがあります。
2016.03.12(土)
文・撮影=古関千恵子