上から時計回りに、ゆがいたほうれん草、刻んでレンチンしたピーマン、そしてもやし。 ひとっ風呂浴びたほうれん草はあざやかな緑色に変わって、それを眺めるのも冬の台所の小さな楽しみのひとつ。 「キムチ+何かしら味つけのされてるおかず+コチュジャン少々」で大体味つけは決まる。おかずは切り干し大根でも、肉野菜炒めの余りでも。 ゆでておいたほうれん草、ある日の朝食に。バターソテーにしつつ、同じフライパンで卵とウィンナーも焼く。 年の瀬の、ある日のお昼。海老とトマトのスパゲッティ。パセリをたっぷり散らすのが年々好きになる。苦さを体が喜んでいるような感覚がある。