【冬の食材】白菜

 「白菜」はキャベツと同じアブラナ科の野菜。栽培が発達したのは中国で、東洋の代表的な野菜の一つです。昔から胃腸の余分な熱を冷まし、便通を良くする、また酒の毒を消す働きがあると考えられてきました。

 マクロビ的には、寒い地方で育ち土に根付くので中庸(陰と陽の中間)のエネルギーを持つと考えられており、積極的に摂りたい食材です。

 その大部分が水分ですが、ビタミンCが多く美肌や風邪の予防、免疫力アップに効果的。またカリウムも多いため、利尿を促し、むくみを改善するほか塩分を排出して高血圧予防にも役立ちます。

 年末年始などはお酒を飲む機会も増え、ついつい食べ過ぎ、飲み過ぎてしまう方も多いはず。味付けの濃い料理を食べたあとや飲み過ぎた翌日には、旬の白菜料理を取りいれたセルフケアがおすすめです。

 できればカットされたものではなく1玉丸ごと手に入れて、お漬物、サラダ、鍋物、スープと色々な料理に使ってたくさん食べてくださいね。

◆「白菜」のマクロビレシピ

高野豆腐のロール白菜

 白菜で薄くスライスした高野豆腐をくるくると巻き込む「ロール白菜」を作るマクロビレシピです。高タンパク、低カロリーの高野豆腐はお肉に負けないボリューム感で食べごたえも十分。寒い冬におすすめの一品です。

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2016.02.19(金)
文=中村恭子
撮影=秋元良平