【冬の食材】みかん
「みかん」を含むかんきつ類はインドや東南アジアが原産です。日本を代表するかんきつ類は温州みかんと呼ばれ、中国渡来のかんきつ類から偶然生まれた独自の品種と言われています。
美肌を作り、免疫力を高め風邪を予防するビタミンCが多い他、疲労回復に効果のあるクエン酸も多く含んでいます。また、薄皮ごと食べれば食物繊維もたっぷり摂ることができるので、便秘を改善し、更には生活習慣病の予防にもつながります。最近では、みかんのオレンジ色の成分β-クリプトキサンチンにガンを抑制する効果があるということもわかってきました。
マクロビ的にみると、やや陰性よりではありますが中庸(陰と陽の中間のエネルギー)に分類されていますので、冷え性の方も安心して食べることができる果物です。
また昔から海風の当たる場所で栽培されてきたことから、(海の)魚の毒消しに良いとされてきました。お魚がメインのお料理の後には、みかんをデザートに選ぶと良いかもしれませんね。
◆「みかん」のマクロビレシピ
お豆腐のパンナコッタ みかんソース
ビタミンC、クエン酸をたっぷり含んだみかん果汁を食物繊維たっぷりの薄皮ごと使ってみかんソースを作り、お豆腐のパンナコッタにのせていただくマクロビレシピです。
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2016.02.19(金)
文=中村恭子
撮影=秋元良平