9つのレストラン&バーで最高峰の美食を

「ザ・ベランダ」は大きな窓が特徴。ここでの朝食で、爽やかな朝を迎えることができる。

 ホテル内にはレストラン&バーが9つもある。

左:「ザ・ベランダ」のランチビュッフェにはお寿司のコーナーも。
右:ホームメイドのマカロンは「ザ・ベランダ」の人気のデザートのひとつ。

 なかでも、滞在ゲストが必ず利用する朝食ビュッフェは、ホテル2階(エレベーターの表示は1階)の「ザ・ベランダ」。こちらも内装が改装され、エレガントなコロニアル調となった。昼間は大きな窓から光が入る清々しい雰囲気のレストランだ。ライブクッキングのコーナーもあり、朝食にはお粥や卵料理をできたての熱々でいただくことができる。ランチにはお寿司が並ぶことも。

「スプリングムーン」は、古き良き上海の邸宅の雰囲気。正面奥にティーカウンターがある。
左:盛りつけが美しい「スプリングムーン」の料理。手前から、スペアリブとすいかの黒酢風味、海老の煎り焼き 濃厚チキンスープと共に、玉子豆腐で包んだシーフードの蒸し揚げ。
右:ティーマスターがテーブルまで来てくれて、目の前でお茶を淹れてくれることもある。

 同じフロアにある中国料理の「スプリングムーン(嘉麟楼)」は、1920年代の上海の邸宅のようなノスタルジックなインテリア。広東料理や点心を楽しむことができる。レストラン中央奥にはティーカウンターがあり、ティーマスターが厳選した中国茶が多数揃う。お茶をオーダーすると、各テーブルにワゴンがやってきて、ティーマスター自らが目の前でお茶を淹れてくれることもある。

フランス料理の「ガディス」は、豪華なシャンデリアと重厚なインテリアが特徴。ドレスアップがよく似合う。

 中央にあるシャンデリアが豪華なフランス料理の「ガディス」は、60年以上前に、東洋で初めてヨーロッパ料理を提供したレストラン。ディナータイムにはガディスバンドの生演奏のBGMと、キャンドルライトの灯ったテーブルで、最高峰のフランス料理を楽しむことができる。男性はディナー時のドレスコードがジャケット着用だ。

 その他にも、見晴らしのいい28階には、フィリップ・スタルクがインテリアを手がけたモダンヨーロピアンキュイジーヌの「フェリックス」、午後にはアフタヌーンティーも楽しめるオールデイダイニングの「ザ・ロビー」、スイス料理の「チェサ」、日本料理の「今佐」、ラウンジ&バーの「サロン・ド・ニン」、「ザ・バー」がある。ホテルの中にいながらにして、どこで食事をするのか迷ってしまう。

2015.09.11(金)
文・撮影=たかせ藍沙