オールキャスト大作で自衛官に挑戦

――そして、今回オールスター大作『天空の蜂』において、航空自衛官・上条役を演じたわけですが、出演が決まったときの心境は?

 今回、『好きっていいなよ。』でご一緒したプロデューサーさんから声をかけてもらったんですが、作品が大きい、小さいというより、前の仕事から繋がったことが、とにかくうれしかったんです。

――自衛官としての役作りは、どのようなことをされたのでしょうか。

 すでに亡くなっているんですが、祖父が航空自衛官だったんです。そこで祖母に、いろんな話を聞いたりしました。でも、それをまんまマネするのはイヤだったので、危険な状況にある(田口翔大演じる)高彦くんを助けたいという、誰もが持っている気持ちを大事にしました。ただ、明らかに銃の持ち方を間違えているといったことは避けたかったので、そこはキッチリ学びました。

――撮影時に苦労されたことがあれば、教えてください。

 役柄的に、スタジオ内でワイヤーに吊られることが多かったんですが、それも「ライダー」のときとは違って、乱気流のなか、自分で体勢を保つことができないという設定でした。だから、もうされるがままの状態で、とにかくしんどかったですね。

2015.09.04(金)
文=くれい響
撮影=山元茂樹