これが噂のエミレーツ航空ファーストクラスラウンジ!

ファーストクラス専用の受付はこの広さ! カンタス航空は向かって右端だ。

 「シックスセンシズジギーベイ」の取材を終えて、車でドバイ国際空港へ。ドバイからは、カンタス航空でシドニーへ飛ぶ。ここでは、あえて乗り継ぎ時間が長いフライトを選んだ。それは、噂のエミレーツ航空ファーストクラスラウンジを堪能したかったから。ホテルにも移動せず、約8時間をラウンジで過ごした。ドバイの空港は、エミレーツ航空とカンタス航空が発着するターミナル3と、その他の航空会社が発着するターミナル2がある。

 ターミナル3にあるエミレーツ航空のラウンジはとてつもなく広い。ボーディングブリッジが並ぶターミナルの長さと同じ長さがある。それは、ラウンジからエレベーターを使って、直接搭乗待合室に降りることができるからだ。ラウンジ入り口へは、免税店などが並ぶフロアからエレベーターで上る。ビジネスクラスラウンジの下がファーストクラスラウンジだ。受付カウンターの右端に、カンタス航空専用のカウンターがあった。

入ってすぐに免税店がある。ここで、慣れない私は「受付を通ったのに免税店にもどっちゃった?」と勘違い(笑)。いえいえ、ファーストクラスの搭乗客がゆっくりショッピングを楽しむことができるスペースなのだ。
ワイン&リカーショップにはドンペリのマグナムボトルを始め、高価なワインがずらり!

 ボーディングパスを見せて受付を済ませ、中へ。すると、免税店がある。「あれ? 免税店街からラウンジに上がったはずなのにまた免税店が??」思わず受付に戻って確認してしまった(笑)。そこはファーストクラスの乗客専用の免税店だったのだ!

左:受付を出てすぐ右側にあるスパで、15分間の無料のマッサージを受けることができる。
右:「静かなラウンジ」に、毛布と枕、アイマスクが置かれた20脚ほどの睡眠用ソファが。私が眠ったときには2人くらいしかいなかったが、朝方起きたら全席埋まっていてびっくり!

 夜だったので、軽く食事を取り、無料の15分間のマッサージを受けてから休むことに。個室の仮眠室がなかったのは意外だったものの、「Quiet Lounge」(静かなラウンジ)と書かれた部屋があり、横になれるソファが20脚ほど置かれていた。各ソファにはアイマスクとスリッパ、毛布が備え付けてあって、ぐっすり休むことができた。起きたらすぐにシャワーを浴びてリフレッシュ!

メインレストランは時間帯によってメニューが変わる。背の高い衝立があり、プライバシーが確保された席も。
こちらは軽食を中心としたもうひとつのレストラン。フロアの端にある。

 メインレストランでは朝食のビュッフェの時間になっていた。夜にはガラガラだったレストランが、朝食の時間帯はほぼ満席。レストランからは、最新鋭の大型機A380がずらりと駐機している姿が見える。エミレーツ航空のA380は、世界で初めてファーストクラスにシャワーを付けたことで知られている。それにしても、ここで食事をしている大勢のみなさんは、ファーストクラスなのねっ! と妙に感心してしまった(笑)。

左:朝食は、エミレーツ航空のA380を眺めながら。私が選んだのはフォアグラのミルフィーユとレバノン式ミートボール。そして、朝からモエ・エ・シャンドンのシャンパン!
右:ファーストクラスラウンジから、搭乗券チェックを経て、直接エレベーターで階下の搭乗待合室へ。

2015.08.28(金)
文・撮影=たかせ藍沙