最新鋭のファーストクラスなら約14時間も長くない
カンタス航空のファーストクラスは、1-2-1の配列。今回も窓側を選んだ。機内に着くと、早速おしぼりが配られ、続いてウェルカムドリンク。もちろん(笑)ここでもシャンパンをオーダー。ヴーヴ・クリコ・ラ・グランダム2004でほっと一息。豪華ラウンジから直接移動して、ふたたびシャンパンをいただくというストレスのない贅沢さ!
右:ウェルカムドリンクはもちろんシャンパン! ヴーヴ・クリコ・ラ・グランダム2004に、オリーブとアーモンド。
シートは少し変わった造りで、「あれ、まさか、フルフラットにならない?」と思いきや、電動で左右に回転するという最新鋭っぷり。しかも、シートの高さ、肘置きの高さ、フットレストの長さなど、すべてタッチパネルで微調整ができるのだ。マッサージ機能も各部位ごとに、強弱も自由に設定できる。しかも、日本語もある! ただ、シートが大きすぎてシートベルトをしたままでは外の景色を眺めることができない。窓側族の私としては少し寂しくもあった。それを補うにあまりある快適さではあったけれど。
右:座席横に付いたタッチパネルで、シートの微調整、マッサージなど、日本語でコントロールすることができる。しかもアニメーション入り。私はあまりあれこれタッチしすぎて最後にフリーズしてしまった!(汗) でも、このコントローラー以外に、イスの背もたれの上にCAさんが使うためのボタンがあり、着陸態勢の前に定位置に戻してもらうことができた。コントローラーはゆっくりていねいにタッチするよう、ご注意あれ!
離陸して配られたのは胸にカンタス航空のカンガルーのプリントが入ったリラクシングウェアとアメニティポーチ。アメニティは、なんと、日本生まれのスキンケア製品、SK-II! 思わずブレットさんに「使ってくれてありがとう!」と言ってしまった(笑)。これで機内での保湿は完璧!
トイレでリラクシングウェアに着替えた後は、機内を探検(笑)。2階にも上ってみた。長イスがあり、マガジンラックと水やビールなどの飲み物、パンケーキやポテトチップスなどのスナック類が用意されていて、いつでもくつろぐことができる。階段を上った正面の壁と、長イスの横にカンタス航空のロゴの、カンガルーのオブジェが飾ってあってカンタス航空らしさも。
シートに戻って食事をとることに。ファーストクラスでの食事は時間も量も自由に決めることができる。ドバイのラウンジでの食事を控えめにしておいたので、早めに食事をとって休むことにした。前後のシートの方は休んでから食事するらしく、窓のブラインドを落としている。そんな自由が利くのもファーストクラスならではだ。
2015.08.28(金)
文・撮影=たかせ藍沙