かき氷に欠かせない具は、豆とトウモロコシ!

マレー半島南部の都市ジョホールバルにて。ABCの代表格、豆入りのかき氷「アイスカチャン」。豆、トウモロコシ、緑色のゼリーがトッピング。シロップは甘い椰子砂糖を溶かしたもの。

 さて、多彩な具のなかでもっとも重要な味が、現地語で「カチャン」こと“豆”。日本では、シロップの味がかき氷の名前になっていることが多いのですが、マレーシアでは具の種類がかき氷の名前になっていて、豆入りのかき氷のことを「アイスカチャン」とよぶのです。甘く煮た金時豆や小豆はやわらかく、ほくほくと噛みしめるごとに豆の甘みが口じゅうに広がり、日本人にもなじみのある味。

 もうひとつ、豆と同じようにアイスカチャンに欠かせない具。それが、黄色の粒々、トウモロコシ! 初めて食べたときは、甘いデザートにトウモロコシ!? と驚愕しましたが、これ、慣れるとすごくおいしい。じつはマレーシアでは、トウモロコシは野菜ではなくフルーツの位置づけ。他のおやつにもトウモロコシ入りのものが多種あります。フレッシュな甘さが氷にぴったりで、最近ではかき氷といえばトウモロコシよね~と思うようになりました(これって偏愛かも……)。

 さて「アイスカチャン」の特徴を3つにまとめてみましょう!

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2015.08.10(月)
文=古川音
撮影=古川音、三浦奈穂子