空の上でもラウンジでもライブクッキング!
トルコ風アミューズ。ブドウの葉で挽肉などを包んだドルマはトルコでポピュラーな料理。これをトマトスープなどで煮込むことも。
ビジネスクラスでは、フライングシェフが目の前で前菜を盛りつけてくれる。
ターキッシュ エアラインズは、「フライングシェフ」と呼ばれるシェフが乗務していることでも知られるエアライン。日本発着のフライトでは、コンフォートクラス、ビジネスクラスの食事をクオリティの高いものにしてくれている。
機内での簡単な調理、盛りつけに彼らのひと手間があることによって、機内食は見た目も味も格段においしくなるのだ。大阪のホテルで働いていたという、日本語ペラペラのフライングシェフが搭乗することも。シェフたちは、フライト、空港ラウンジ、地上の機内食調理場などを交替で担当しているという。
ビジネスクラスの前菜。火とナイフは使えないという制約の中、工夫をこらして調理している。
食後の紅茶は本格的なトルコ風。ポットを湯煎で温めている。
そんなシェフたちが腕をふるう場所のひとつが、イスタンブールの空港ラウンジ。2014年に拡張され、世界最大規模のラウンジとなったことは以前の記事でご紹介したが、このラウンジにある料理のほとんどがライブクッキングなのだ。しかも、世界三大料理と呼ばれる伝統的なトルコ料理ばかり。トルコ風パンケーキ「ギョズレメ」、トルコ風ピザ「ピデ」も、目の前で小麦粉からこねて調理している。調理方法を見学できるというのも楽しい。
左:イスタンブールのターキッシュ エアラインズのラウンジでは、パンも小麦粉からこねて焼いている。右:こちらはトルコ風ハンバーグ「キョフテ」。焼き上がる前から行列ができる人気メニューだ。
薄く伸ばした小麦粉の中にチーズなどを入れて焼きあげるトルコ風パンケーキ「ギョズレメ」。左側の樽のような容器には手作りのヨーグルトドリンク「アイラン」が入っている。
トルコのビール「エフェス」とヨーグルトドリンク「アイラン」も外せない。次のフライトでまた機内食が出るというのに、いつもこのラウンジではお腹いっぱいになってしまう。だって、どれもこれも、とびきりおいしいのだから我慢できないというもの。ダイエット中には行ってはいけないラウンジかも(笑)。
ターキッシュ エアラインズ
URL http://www.turkishairlines.com/en-jp

Column
トラベルライターの旅のデジカメ虫干しノート
大都会から秘境まで、世界中を旅してきた女性トラベルライターたちが、デジカメのメモリーの奥に眠らせたまま未公開だった小ネタをお蔵出し。地球は驚きと笑いに満ちている!
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- 文・撮影=たかせ藍沙
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