ターキッシュ エアラインズは最高に快適!

 ターキッシュ エアラインズは、日本からトルコのイスタンブールまで1日3便(成田から2便、関空から1便)飛んでいる。フライト時間は約12時間半とかなりのロングフライトだ。今回は、往路はコンフォートクラスと呼ばれるプレミアムエコノミー席、復路はビジネスを利用した。コンフォートクラス以上には、空の上で調理や盛りつけをしてくれるシェフ、「フライングシェフ」が乗務している。機内食は次回のレポートのお楽しみとして、今回はシート、そしてラウンジ設備についてご紹介したい。

コンフォートクラスのシート。たっぷりしたサイズでリーディングライトもある。

 まずは往路に利用したコンフォートクラスのシート。少し前のビジネスクラス程度のサイズで、プレミアムエコノミーと呼ばずにコンフォートクラスと名付けた理由がよく分かるデザインだ。足を伸ばせるフットレストもあるし、リクライニングも深いのでゆっくり休むことができる。食事も陶器の食器で前菜とメインは別々に運ばれてくるし、「フライングシェフ」もいる。

 ロングフライトならこのくらいのシートに身を沈めたい。空港のチェックインカウンターで、空きがあれば、4万円程度でアップグレードすることができるというのも魅力的だ。

ビジネスクラスのシート。約4つ分の窓を占有するサイズ。荷物は頭上と、テレビの手前の台の下にも収納できる。

 復路のビジネスクラスは、文句のつけようがないほど快適だった。ロングフライトでもフルフラットのシートで眠ることで帰国後に疲れを残さずに済むし、マッサージ機能まで付いている。次回レポート予定の食事まわりのサービスも素晴らしかった。

ビジネスクラスのアメニティはポルシェデザインのケースに、ソックス、靴ベラ、アイマスク、イヤープラグ、クシ、歯ブラシ、歯磨き粉、ボディクリーム、リップクリームなどが入っている。
左:スリッパはパイル素材にキルト加工を施してあってふかふかだった。
右:夕食後、席を立つとCAさんがベッドを用意してくれる。フルフラットになるのでぐっすり眠ることができる。

 そして、イスタンブールのラウンジを使うことができるのもビジネスクラスならでは。ちなみに、ラウンジの利用条件は、乗り継ぎ先のフライトがビジネスクラス以上、または、スターアライアンス加盟航空会社のマイレージプログラムのゴールドカード以上のステイタスを持っているということ。

ラウンジの入り口を入るとすぐにライブラリーとプールバーがある。
フロアは2階建てで、中央は吹き抜けになっている。吹き抜け中央の階段とロゴ入りの地球儀がカッコイイ!
2階にはグランドピアノもあってインテリアがエキゾチック。

 イスタンブールにあるターキッシュ エアラインズのラウンジは、2014年に拡張され、世界最大規模のラウンジとなった。スカイトラックス社の「ベスト・ビジネスクラスラウンジ・ダイニング」も受賞している。世界三大料理のトルコ料理を中心としたライブクッキングによる様々な料理をはじめ、ライブラリー、シミュレーションゴルフ、マッサージベッド、シャワー、仮眠室などなど、ここで暮らすことができるくらい(笑)、必要なものが全て揃っているのだ。このラウンジを使いたくてターキッシュ エアラインズを選ぶ人もいるとか。あ、それ、私のことだ(笑)。

階下にはシミュレーションゴルフまである! 南アフリカ出張の帰りというビジネスマンがプレイしていた。
ゴルフの横にあるマッサージベッド。電動で20分ほど。
仮眠室は、ビジネスクラス以上の搭乗客かターキッシュ エアラインズのフリークエント・フライヤー・プログラム上級会員で、トランジットが4~8時間で、東京など、いくつかの指定都市からのフライトを利用した場合のみ利用できる。

 6月2日公開予定の後篇では、バルセロナの美食、空の上の美食をレポート!

ターキッシュ エアラインズ
URL http://www.turkishairlines.com/en-jp

たかせ藍沙 (たかせ あいしゃ)
トラベル&スパジャーナリスト。渡航130回超・60カ国超、海外スパ取材230軒超、ダイビング歴800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。著書は『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、薔薇でキレイになるためのMOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)など。楽園写真家三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』(PHP研究所)は4刷、台湾版も好評につき、第2弾『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』2015年4月20日発売!
Twitter https://twitter.com/aisha_t
ブログ http://ameblo.jp/aisha

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2015.05.05(火)
文・撮影=たかせ藍沙