簡単・気持ちいい・効く! “ブラ魂”な仕事人たち
発売された製品はどれも高いハードルを越えてきた技モノ揃い。当時、マイクロカレント(微弱電流)を流せる素材がなかったので樹脂の素材開発から始めて誕生したのが初代リファ。2010年に登場したリファプロは初代リファに寄せられていた「大きい・重い」の声に応え、ソーラーも新しく作り変えてコンパクト化。持ちやすくなって性能も格段にアップした。2012年には丸形ローラーに大変身したリファカラットが誕生。なめらかな動きと“つまみ流す”感覚を極め、形もスタイリッシュになって欠品状態が続く大ヒットローラーに。
「設計に入る前にデザイン上のパターンを作って調整していくんですが、初代リファの頃は“1mm会議”と呼んでいたのに、いつのまにか“0.1mm会議”になってまして(笑)。リファカラットは肌への密着感と肌あたりの優しさを追求した440面体のダイヤカットを採用。V字角度 70度、前傾角度 97.3度で“つまんで流す”複合的な動きを実現し、美容ローラーでは初となるグッドデザイン賞を受賞しました」(松岡さん)
性能を上げることはデザインとの闘いでもある。リファの設計って年々磨きがかかってもはや造形美の世界。4つ玉ローラーのリファフォーボディ、ポイントケア用のエスカラットはまさにそう。
「ターゲットとなる部位も目的も違うので単にローラーを増やすとか小さくするだけではダメなんです。フォーボディは前にある2つのローラーの傾きを何度も調整して“つかみ絞る”新たな機能をプラス。エスカラットは目元や口元の細部を優しくつまみ流せるようにローラー自体のシルエットを変えました。新しい製品を出したら効果もデザインもそれを上回るものを作るのが我々のミッション。開発を止めることはありません」(松岡さん)
【Masami's MEMO】
「リファでやせる」は本当だった
試作品を試すために日頃から筋肉をつけない努力をしているという松岡さんが、3カ月間(1日15分、ボディ中心に)リファを使った結果が下の写真。
食事制限やコスメの併用なしで75㎏→62㎏の13㎏減! 健康診断でCやDだった項目もすべてA判定に。お肉がつきやすいお腹周りや腰は仕上げにローラーで軽く叩くといいらしい。
2015.01.27(火)
文=吉田昌佐美
撮影=塚田直寛