Vol.11_ReFa
「面倒」を「楽しい」に変えたリファのローラー美容
本格的な美容機器からお手軽家電ギア、コスメと一緒に使うツールも続々と。そんな中で存在感を見せつけるのがプラチナ電子ローラーでお馴染みの「リファ(ReFa)」だ。2009年のブランド誕生から美容ローラーひと筋に進化を重ね、これまでに24アイテムを世に送り出し、売り上げはずっと右肩上がりというからスゴイ。2014年11月には累計販売数300万本を突破。まさに絶好調のブランドなのである。今回はリファの生みの親であり育ての親であるMTGの松岡 努さんを直撃。「リファ」躍進の秘密に迫りたいと思う。
「業務用の健康機器を開発・製造しているメーカーだったので、その技術を活かして今までにない家庭用美容機器を作ろうと。第一弾として誕生したのが初代の『リファ』です。エステティシャンが施術するときの手の角度を再現したV字型で、フェイス&ボディ対応。お風呂でも使えるように。人間の肌にはもともと微弱電流が流れていて、その電流は健康な肌を保つために重要と言われています。そこで、持ち手の部分に光を取り込むソーラーパネルを設置。生体電流に極めて似た微弱電流“マイクロカレント”を発生させる機能は、『リファ』シリーズすべてに搭載している代表的な特長のひとつです」(松岡さん)
実は私も初代リファからの愛用者。コロコロするだけで気持ちよくマッサージ効果が得られるし、皮膚を吸い寄せて引き上げる独特の動きに病みつき。むくんだ朝やフェイスラインのたぽたぽ感が気になるときは効果テキメンだから手離せない。
「リファの物づくりの基本は、肌を傷めずに効果を出すこと。お客様の声や皮膚科医、専門家のアドバイスをもとに試作を繰り返し、体感テスト、モニタリングテストを行い、安全性に関しても厳しい基準を設けています。外部で活躍された開発・品質・製造のエキスパートを集めた顧問会があって技術相談をしたり、審査を受けたり。最終的にここでOKを取らないと製品化できないんです」(松岡さん)
2015.01.27(火)
文=吉田昌佐美
撮影=塚田直寛