七草が咲きそろう秋分をはさんで、日に日に秋らしくなっていくいまの季節。過ごしやすくなってきた反面、なんとなく喉が痛かったりカラ咳が出たりすること、ありません? 思い当たる症状があるならあなたも秋風邪予備軍かも……いますぐ手軽なセルフメンテ、始めましょう!

秋バテ→秋風邪へ!? バトンタッチに要注意

 台風シーズンもそろそろ終盤。ジメジメしていた大気も少しずつカラリとドライに変化して、本格的に涼しくなる「秋涼」期に入ります。ちょうどいまの季節なら、乾燥した外気による秋風邪が心配されるころ。とくに秋バテを引きずって、気力・体力ともにダウナーのあなたは、影響を受けやすいので要注意! その予兆を見抜く、プチ不調の症状とは……

カラ咳も髪のパサつきも・・・・実は、秋風邪への序章!?

秋は、「燥(=乾燥)」の季節。関係の深い「肺」が影響を受けて働きが弱ると、外気への抵抗力もダウンする悪循環に

 漢方では、気候や外気の大きな変化を邪気と呼び、それは体表面や呼吸器から侵入してくると考えられています。いまの時期の「乾燥」も、疲れた身体にとってはそんな邪気のひとつ。呼吸で体内に取り込まれると普段はみずみずしい肺の潤いを消耗し、カラ咳や軽い頭痛を誘発。やがて悪寒や鼻づまりが起こり、風邪を発症! ということに。もちろん外気に直接触れる肌や髪ほど、その影響は真っ先に。ここ最近、やけに肌や髪が乾くと感じたら……風邪の対策もぬかりなく!

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2011.09.17(土)
text:Akane Tanaka