日に日に暖かさを増し、百花咲き乱れる「清明」のシーズン。心も軽く、活動的な気分になる陽気ですが、CREA世代は降り注ぐ日差しの心地よさより、シミが気になるお年頃。今回はそんな悩みを漢方的見地からケア。
漢方では「瘀血」と関係が深いシミ
美容でよくいわれているシミの原因といえば、紫外線。これは外的要因のひとつです。一方、ひとりひとりの体内環境を重視する(つまり内的要因を探る)漢方的メソッドで読み解くと、シミは血の滞りによる「瘀血(おけつ)」のときに現れる症状のひとつと考えられています。
例えば、
・舌が紫色である
・舌の裏側の静脈がくっきり浮き出ている
・月経時に血の塊が出る
・月経不順や月経痛がある
・アザができやすい
・肩こりがある
こんな症状も当てはまれば、「瘀血」の可能性は大。しかも、季節は春。これも「瘀血」のもとを探るヒントです。
「春はシミの季節」その漢方的検証
春は「肝」のバランスをくずしやすい季節です。
つまり、肝が季節的影響や、関係しあう他の臓器に影響を受けてバランスをくずしたりすれば、必然的に「血」のトラブルが出やすくなるというわけです。
また、「肝」は心の安定を欠くことでも乱れやすい臓器。イライラや強いストレスを長期的に抱えたりしないように、自分なりの発散方法を身につけておきましょう。
2012.04.28(土)