実践レクチャー! “秋風邪”美活メンテナンス

 プチ不調とライフスタイルや季節の関係性がわかったら続いては、気づいたときにできる手軽な美活メンテナンス術をレクチャー! 

<基本メンテナンス>
季節のフルーツを、「喜湿悪燥」の肺へのご褒美に

梨を煮込むときは、すり下ろしでも角切りでもOK。ハチミツの量もお好みで。堅苦しく考えないことも継続のための秘策!

 前ページの解説通り、ちょっとした秋風邪の予兆を引き起こしているのは、この季節特有の「肺」の乾燥。こんなときは肺を潤し、カラ咳や発熱を抑える甘くてみずみずしい梨を、デザートやおやつに加えてみて。そのままカットフルーツにして食べてもいいし、同じく肺を潤す働きのあるハチミツと煮込んで、お湯割りドリンクにしても美味。実はこれ、二日酔いの“酒毒抜き”にも効果大。毒出し上手な女の裏技、ご活用を。

<ステップUP メンテナンス!>
うっかり寝冷え! そんな日のプラス1メンテ術

適量は、1日に10~30g程度。“ながら食い”で食べ過ぎないよう、ご注意を

「呼吸」によって侵入した乾燥がもたらすのが秋風邪だとすれば、秋の涼しさが「体表面」を通してもたらす不調もあります。それが、「寝冷え」。涼しい外気が直接的に腹部を冷やしてしまうことで、胃(=脾)の働きを阻害してしまうケースです。こんなときには、健脾も潤肺もともにできる落花生が適任。但し、ピーナッツは赤茶色の皮の部分に薬効があるので、皮つきのまま食べるのがポイント。うっかりお腹を冷やしちゃった! そんな日にどうぞ。

Column

プチ不調はお家ケア! 漢方的美活メンテナンス

日々多忙なCREA世代は、ココロとカラダのバランスを崩しがち。薬膳アドバイザー・漢方スタイリストの資格をもつ田中あか音さんが、漢方的見地から手軽にできる自己メンテナンス方法を教えます!

2011.09.17(土)
text:Akane Tanaka