シチリア プラネタ社のエキストラ・ヴァージンオリーブオイル 税抜 3,900円。

 毎日暑いですね~~!!!! 皆さまいかがお過ごしでしょうか?

 この湿度からどうしても逃れたい! でも太陽は好き! 綺麗な海が見たい! ということで、突然ですがシチリアへ旅に出てまいりました。訪れた土地で出会った景色、歴史、人、食べもの……その全てが美しく感動的で、特別な時間となりました。今回は私が体験してきたシチリアの魅力を、プラネタ社のホスピタリティ施設を通してたっぷりとお届けします。

 さて、今回の旅に大変なご協力を頂いた恩人、シチリアが世界に誇るワイナリー「プラネタ」についてご紹介いたします。

 プラネタ社の物語は、勇気と努力の結晶であり、未来を見据えた愛と優しさと伝統の融合の賜物でもあります。シチリアにおいて15世紀から17世代に渡って農業を行ってきたプラネタ家。スペイン統治時代のシチリアに、スペインから渡ってきたファミリーです。

 プラネタ社の立役者であるディエゴ・プラネタの指導と保護のもと、当時20代のアレッシオ・プラネタがディエゴの娘フランチェスカと弟のサンティほか、同世代の家族のメンバーを率い、高品質なシチリアワイン造りを開始。まもなくリリースした「プラネタ シャルドネ」が瞬く間に世界を席巻し、シチリアがワイン産地として初めて世界的に認識された歴史に残る大事件でもありました。

左からサンティ、アレッシオ、フランチェスカ。

 プラネタ社がワイン造りを行うメンフィ、ヴィットリア、ノート、エトナ、カーポ・ミラッツォ、全てが忘れがたいほど美しく、そして常に「素晴らしいワインは美しい場所で造られる」ということを強く印象付けています。

プラネタ社がワイン造りを行う5つのエリア。

 今日、シチリアの5つのエリアに、合計400ヘクタールのブドウ畑、7つのワイナリーを所有しているプラネタ社。シチリアワインの運命を変えた生産者として国内外より尊敬と称賛を集め、また、ワイン造りのみならず、高品質なオリーブオイル造りや、美食家垂涎のレストラン併設のブティックホテルなど、様々な“シチリア体験”を世界に提供しています。

 地球にやさしい持続可能なワイン造りを通じて、自然環境や美しい田園風景、土着文化の保護を最重要項目に掲げ、プラネタ家が心から愛するシチリアの素晴らしさを世界に発信し続けることをモットーとしています。

イタリアらしいAZZURROが美しい機体。

 羽田からお昼にITA Airwaysに乗り込み、ローマ乗り換えでシチリア州の州都パレルモに到着したのは夜中の23時。長旅で疲れていましたが、土曜の夜のパレルモの活気を見ると、ワクワクが高まってきました。

 そして今回パレルモでお世話になるのは、プラネタ社のアパートメントタイプの宿泊施設Palazzo Planeta(パラッツォ・プラネタ)です。

リビング&ダイニング。

 パレルモの中心地という素晴らしい立地にあり、キッチン、洗濯機なども完備。近くにスーパーもあり、徒歩圏内に市場もあるので、まるで暮らしているようにパレルモに滞在できる、とっても素敵なところ。

 朝は通りに面したバルコニーの大きな窓から明るい光が差し、美しい鳥の声で目が覚めました。なんて素敵な一日の始まり!

ベッドルーム。

 パレルモの歴史あるバールで、プラネタ社CEOのアレッシオ・プラネタ氏のご子息ヴィートさんと待ち合わせて一緒に朝食を頂き、早速街歩きをスタートしました。

シチリアの朝ごはん 伝統のあまーいカッサータとカプチーノ。

 パレルモは、アラブ・ノルマン・ビザンチン・スペインといった多様な文化が融合した、独特な魅力あふれる歴史的都市です。特に世界遺産にも登録された「アラブ・ノルマン様式」の建築群は、宗教と文明が共存した証であり、モザイク装飾の美しさに圧倒されます。市場文化やストリートフードも中東の影響が色濃く残り、まさに「文化の交差点」。混沌と調和が共に息づく、唯一無二の魅力を放つ街です。

テアトロ・マッシモ パレルモにあるイタリア最大級のオペラ劇場で、壮麗な建築を誇ります。ゴッド・ファーザー3のあの階段のシーンでも有名です。
マルトラーナ協会 12世紀建立のノルマン=アラブ=ビザンチン様式の教会で、金色のモザイク壁画が内部に美しく輝き、UNESCO世界遺産にも登録されています。

 以前こちらでもご紹介した、プラネタ社が昨年リスタイルした「ラ・セグレタ」というワインの発表会が行われた、パレルモ大学付属植物園にも来てみました。

 シチリア中、世界中のユニークな植物が植えられており、勉強にもなるしリラックスもできるし、とにかくとても素敵なところです。

パレルモ大学付属 ボタニカルガーデン内にあるディエゴ・プラネタに捧げられた畑。

 「ヴィーニャ・デル・ガッロ “ディエゴ・プラネタ”」は、シチリアワイン界の“父”と称されるディエゴ・プラネタ氏の死後、彼に敬意を表し名づけられた畑で、パレルモ大学附属ボタニカルガーデンの中に位置しています。この先進的なプロジェクトは、都市の中心にありながら、シチリア島の豊かなブドウ栽培遺産を保存・活用するために始まり、ワイン観光の観点からも注目を集めています。この畑では95種の土着ブドウのバイオタイプが育てられており、持続可能で革新的な栽培手法を通じて、歴史的記憶の価値を高めています。

 さて、たくさん歩いたので、アペリティーヴォで休憩です。

 湿度もなく、心地よい風が吹くこの時期のパレルモは本当に過ごしやすく、たくさんの方が外でのアペリティーヴォを楽しんでいらっしゃいました。

イタリアの生ハムやサラミは久しく日本では食べられないので、こんなにたくさんを目の前にするとテンションが上がります!

 ディナーで美味しい魚介をたっぷりした後は、夜歩き。

 街ゆく人みんなが笑顔! とっても平和な雰囲気で街が満たされています。

夜のパレルモ大聖堂。

 パレルモ大聖堂は、12世紀にノルマン王によって建立された歴史ある大聖堂で、アラブ、ノルマン、ゴシック、バロックなどさまざまな建築様式が融合しています。外観の荘厳さと内部の繊細な装飾が魅力で、シチリア王ルッジェーロ2世や神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世の墓も安置されています。長い歴史の中で何度も改修されてきたこの大聖堂は、パレルモの宗教的・文化的中心地として、訪れる人々を魅了し続けています。

 翌日は車に乗って、プラネタ社の本拠地があるメンフィへ。

 今日の宿泊はコチラ!

 ちょうど一年前にオープンしたばかりのプラネタ社の宿泊施設PLANETA COUNTRY HOUSE(プラネタ・カントリーハウス)です。

プラネタ家のセンスの光る、温かみのあるインテリア。

 プラネタ社は、La Foresteria(ラ・フォレステリア)という“ワインリゾート”と呼ばれる美酒美食が楽しめ極上のリラックス体験ができるブティックホテルも経営しているのですが、こちらが大人気で常に満室状態ということで、新たに誕生したのがプラネタ・カントリーハウスです。

プールもあります!

 ラ・フォレステリアよりもカジュアルな宿泊施設で、家族連れにもフレンドリーなサービスやアクティビティが用意されています。

 プールでひと泳ぎした後は、待ちに待ったディナー、La Foresteriaへ!

 ちょうど夕日が沈む時間という素晴らしいタイミングで到着しました。このエリア全体に漂う、地中海のハーブの香りが、更なるリラックス感を与えてくれます。「自然と人間が調和している」という言葉がぴったりな場所。心が解きほぐされていくのを感じます。

目の前に広がるのは、プラネタの代表的なワイン「コメータ」の畑。

 レストランで、アンジェロ・プミリアシェフが手掛ける洗練されたモダン・シチリア料理を、プラネタ社の素晴らしいワインと共に頂きました。

夢心地です……!

 翌朝、カントリーハウスの美味しい朝食を頂いたのち、プラネタ社の3つのワイナリー、ウルモ、ディスペンサ、モンテ・チラーミを訪問。ランチタイムは、INSULAビーチクラブへ。

エントランス。

 こちらは屋根などはないのですが、松の木がちょうどよく光が差し込む見事な日陰を作っており、意外と涼しいのです。自生している植物を巧みに利用した素晴らしいアイディアだなと思いました。

ちょうど良い日陰と光のバランス! 木の下はとっても過ごしやすかったです。

 また、こちらで使用されているステキなイスやテーブルは、暴風雨などで倒れてしまった木を使って作られているそうで、自然や資源を大切にするプラネタ社の思いやりの心が、ここでも垣間見られました。

親日家のアンジェロシェフが手掛ける、日本の要素も感じる地中海料理が楽しめます。こちらは人気メニューのカジキマグロのカツサンド!
アラブ文化の影響も受けたシチリア西側の伝統料理「クスクス」。

 美味しいランチを頂いた後は「自然のオアシス」と呼ばれるカッパリーナへ。

 ここの海沿いには約150ヘクタールのプラネタ社のオリーブ畑が広がっています。シチリアの美しい原風景が、今も変わらずそのまま残っている場所です。

 この美しい環境を未来に継承していくため、プラネタ社は様々な環境活動をここで行っています。長年の努力の結果、シチリアで絶滅危惧種だった鳥が再びこの土地に戻ってきたり、ウミガメが産卵しにくるようになるなど、自然界の住人たちには、確実にその成果が認められ始めています。

カッパリーナのオリーブ畑。

 この150ヘクタールの畑の中心には、オリーブの搾油機があり、収穫後のオリーブはなんと2-3時間後にはプレスしてオリーブオイルになるという、驚異のスピードを誇ります。プラネタ社のワインと共に、このとっても新鮮なオリーブオイルも世界中で愛されています。

カッパリーナに自生する動植物が描かれたプラネタ社のオリーブオイル。

 いよいよ私たちの旅も終わりが近づいてきました。最後に訪れたのは、シチリア島東部のエトナ山。

 標高890メートル、冷涼な気候、真っ黒な火山性の土壌、プラネタ社のエトナのワイナリーは、圧倒的な大自然に囲まれた独特の景観が広がっています。

 ここで育てられるのは、ネレッロ・マスカレーゼやカリカンテといった、エトナの土着品種。火山性の土壌が育むワインは、どれもミネラル感がありながら繊細で、自然への敬意と畏怖がしっかりと込められていると感じました。

非常に活発な活火山であるエトナ山。

 ここで日本から持ってきたプレゼントを醸造家のパトリツィアさんにお渡ししました。

 といいますのも、「ジョジョの奇妙な冒険」の大人気キャラクターである岸部露伴さんが、プラネタのエトナ・ビアンコをお気に入りのワインとして手料理と一緒に楽しんでいることを発見しましたので、そのシーンが収められたコミックブックをお持ちしました。

 そのシーンを見て、パトリツィアさんも、ワイナリーの方もみんな大喜びしていました!

なんと! ご存じでいて下さったのですね!!! (『岸辺露伴は動かない 3』著者:荒木飛呂彦より)
岸部露伴さんお気に入りのワインを造っているのはこのパトリツィアさんです!

 さて、シチリア中をぐるっと回った私の旅も、いよいよ終わりが来てしまいました。この旅を通して、シチリアという島が持つ圧倒的なエネルギーと優しさに包まれました。

 太陽の光、風の音、大地の香り、人々の笑顔……古代からたくさんの侵略や争いの犠牲となった土地にもかかわらず、現代のシチリアはとてつもなく大きな温かさに溢れていました。

 何千年もの間、様々な文化、民族を受け止めてきたシチリア島の器の大きさは、これまでもこれからも、ずっと訪れる人を魅了していくのでしょう。

 皆さまも次の休みには是非とも、プラネタのとってもステキな宿泊施設を利用して、シチリア旅行に出かけてみませんか?

●日欧商事株式会社

https://www.jetlc.co.jp/

●高品質なイタリア食材とワインのオンラインショップ “ITALIAKARA”

https://italiakara.myshopify.com/

概要

応募期間 2025年7月25日(金)~2025年8月24日(日)23:59
賞品 シチリア プラネタ社のエキストラ・ヴァージンオリーブオイル 税抜 3,900円。
当選人数 5名様
応募方法 下のボタンより応募フォームにお進みいただき、必要事項をご記入の上、ご応募ください。
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