お悩み2/勝浦真樹子さん
「つい首をパキパキ鳴らしたくなってしまいます」
PCでの作業が続くと、首や頭が痛くなってくるという勝浦さん。とくに痛みを感じるのは首や背中が多いそうですが、マッサージを受けると肩のこりを指摘されて、重点的にほぐされるとか。でも、痛いだけであまり気持ちがよくないといいます。そんな勝浦さんに、富永先生は……。
富永先生からのアドバイス
これ、マッサージの「あるある」ですね。痛くて固くなっているところによけいに刺激を与えて、ますます悪化させてしまう。それが、受け身的処置の限界なんです。痛いところと、痛みの原因になっているところは全く別物。自分でポジティブに動いて、原因を解消してゆかないといつまでたってもよくなりません。
そこで、とくにおすすめしたいのが『こりトレ』の第5ストレッチ。パキパキ鳴らしたくなるというのは、全身を動かしたいという体の欲求です。首や肩だけではなく、肩甲骨を大きく動かして、上半身全体をほぐすように。全身の血流がよくなって、すっきりできるでしょう。
『こりトレ』を使ってみました!
私はラバーチューブを使う前に「なぜ肩こりが起こるのか」を解説している『こりトレ』を読んでみました。肩こりによって免疫力の低下や全身の機能低下が起き、新たな疾患につながるというのが驚きでした。肩こりを侮ってはいけませんね。
PCや長時間のスマホでの目の疲れも気になっていたのですが、第1ストレッチを続けていたら、目の疲れが和らいできたような気がします。第5ストレッチは簡単なのでどこでも取り組みやすく、体全体がすっきり気持ちよくなりました。とくに気持ちよかったのが第2ストレッチで、ひどかった頭痛が改善! チューブを目につく所に置いて、これからも続けていこうと思います。
2014.11.10(月)
取材・文=嵯峨崎文香