しつこい肩こりに悩む女性に実践してもらいたい7つのストレッチを紹介した、ラバーチューブ付きの本 『こりトレ』。著者の富永喜代先生は、神経解剖学と臨床医学理論に基づいて、年間1万人以上の肩こりを解消してきた、痛みの改善を専門とするペインクリニックの医師です。そこで、eCREAアンバサダーの3人が、富永先生に肩こりの悩みを相談。実際に、『こりトレ』の7つのストレッチを体験してみました。
富永先生教えて! みんなの肩こり、どうすればいい?
お悩み1/宮内瞳さん
「長時間のPC作業で肩こりと頭痛がひどいんです」
長時間のPC作業で、肩こりに加えて頭痛、目の疲れにも悩まされているという宮内さん。海外旅行で長時間のフライト時に、腰痛やむくみがひどくなるのも気になるそうです。そんな宮内さんに、富永先生は……。
富永先生からのアドバイス
長時間同じ姿勢をしているときに痛みがあるというのは、「筋肉骨格型」の肩こりでしょう。そこでデスクワークの際、たとえば1時間に1回トイレに立つと決めて、強制的に体を動かすようにしましょう。全身の血のめぐりをよくするばかりでなく、脳にリフレッシュするきっかけを与えるので、仕事もはかどるはずです。
また、目の疲れもあるというので頭痛体質の可能性もあります。ときどき休んで、お茶を飲むようにしたいですね。といっても、カフェインの摂りすぎはかえって神経を高ぶらせ、肩こりや頭痛を悪化させることも。ハーブティーなら、好きな香りでのリラックス効果もあるのでおすすめです。
長時間のフライトで肩こりやむくみなどが起きるのは、低気圧のせいで急激に血管が広がりすぎてしまうのも原因。出発前にあえてコーヒーを飲んで、血管を収縮させるというのもいい方法ですよ。
『こりトレ』の第3ストレッチもよさそうですが、とくにおすすめしたいのは第6ストレッチ。全身を動かすことで血のめぐりがよくなってリフレッシュ。肩こり解消とともに、全身のむくみにも効果があるはずです。
『こりトレ』を使ってみました!
ラバーチューブをつけるだけで肩こりが改善されるという手軽さだから、忙しい毎日でも無理なくできました。帰宅して寝るまでの限られた時間に、ラバーチューブを装着。これだけで、翌朝肩こりが軽減されていたのには驚きでした。第7ストレッチは血流がよくなって、顔色が自然とピンク色になったような気がします。そして、とくによかったのが第6ストレッチ。背中が開いて姿勢が楽になり、その上バストアップも期待できるというのが嬉しい! テレビを見たりしながらできるのもいいですね。
2014.11.10(月)
取材・文=嵯峨崎文香