胡麻を練り込んだ香ばしさがたまらない

◆御菓子所 胡禾

 渋谷区・西原にある「御菓子所 胡禾」。

 2025年にオープンした、店主の岩田大二郎さん、千納さんのご夫婦で営む和菓子屋さんです。

 名物の豆大福と一緒に食べてもらいたいのが、こちらの「胡麻餅」。奥さまからのリクエストがきっかけで作られたそうで、胡麻を練り込んだ餅生地でこし餡を包んでいます。

 滋賀の羽二重糯でつくる餅生地は、やわらかすぎずかたすぎず、食感を大切に仕上げているそう。胡麻は風味を生かすために、生地に合わせる直前で煎るなど、一つ一つが細やかなつくり。

 あんこは北海道産のえりも小豆を使用し、特注の鉄の羽釜で炊き上げるのが特徴です。小豆の風味を生かすように丁寧に仕上げたあんこは、餅生地とのバランスが絶妙で、胡麻の香ばしさに包まれる実直な味わいが素晴らスィーツ!

 ご夫婦のお人柄が現れているような、穏やかで温もりのある和菓子が待っています。

御菓子所 胡禾

所在地 東京都渋谷区西原1-14-13
Instagram @koka_okashi

スイーツなかの

東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、吉本興業に所属。子どもの頃から好きだったお菓子を独学で勉強し、唯一無二のスイーツ芸人として活動をはじめる。10年間吉本で活動後、特注のパンケーキハットをトレードマークに幅広く活躍中。老舗からコンビニまで多ジャンルの和洋菓子を一万種類以上食べ歩き、その確かな知識と情報で「林先生の初耳学」「メレンゲの気持ち」「スクール革命」など多数のテレビ番組に出演。西武渋谷店では自ら企画した催事「奥渋ギフト」を開催、行政と取り組んだ監修商品を発売するなど、幅広いシーンで活動中。
Instagram @yorosweets
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Column

スイーツなかのの「よろスィーツ月報」

一万種類以上ものスイーツを食べ歩いた実績を誇り、今も日々その数を更新中のスイーツ芸人のスイーツなかのさんが、実際に食べておいしかった今いちおしの旬なスイーツを自信を持ってお届け!