バリエーション豊かな最中を楽しめる

「一吉」の最中は、種類が豊富。
「定番5種セット」は、前述の白味噌餡の「いちぢく」「ごぼう」、ごまでコーティングした「ごまくるみ」のほか、定番中の定番の「粒あん」と、粒餡にきな粉をプラスした「きなこ粒あん」。白味噌とイチジクが相性抜群の「いちぢく」、ほのかな土っぽい香りと食感の「ごぼう」、香ばしいごまにくるみがアクセントの「ごまくるみ」。白味噌餡の最中は、日本茶はもちろん、日本酒にも合いそう。「粒あん」で小豆の風味を、粒餡の風味ときな粉の香ばしさを「きなこ粒あん」で楽しんでと、食べ飽きることがありません。

準定番といえるのが「限定2種セット」。ひとつは、レモンの酸味、生姜の苦みと刺激、白味噌餡の甘じょっぱさが癖になる「レモンジンジャー+白味噌あん」。もうひとつが有機レーズンのラム酒漬けを使った大人味の「ラムラーズン+白味噌バターあん」。白味噌バター餡はコク深い味わいです。白味噌餡を堪能したければ、このセットでしょう。
さらに、秋には、栗や抹茶を使ったものが登場します。栗に白味噌餡を合わせて、さらにマスカルポーネチーズを使い、ほんのり洋風仕立てにした「モンブラン」は、季節限定の人気商品。抹茶餡と粒餡を一緒に味わう一品のほか、さらに抹茶餡と白味噌餡の組み合わせも一興。

春のイチゴ、初夏の甘夏など、生のフルーツを使った最中があるのも面白い。秋にはシャインマスカットや柿に白味噌餡を合わせたものが登場です。

2025.09.14(日)
文・撮影=そおだよおこ