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日本の夏の風物詩といえば花火。蒸し暑い夏だからこそ、華やかな花火で気持ちを爽やかに。
今からでもぎりぎり間に合う、8月以降開催のおすすめの花火大会をエリア別にピックアップしました。夜空を見上げて、久しぶりの「いつもの夏」を味わいませんか?
今回は、中部エリアの花火大会を紹介します。
» #1【新潟県】長岡まつり大花火大会
» #2【岐阜県】ぎふ長良川花火大会
» #3【岐阜県】下呂温泉花火ミュージカル夏公演
» #4【山梨県】神明の花火大会
» #5【山梨県】河口湖湖上祭
» #6【新潟県】浅原神社秋季例大祭奉納大煙火(片貝まつり)
» #7【静岡県】清水みなと祭り 海上花火大会
» #8【静岡県】熱海海上花火大会
» #9【長野県】諏訪湖祭湖上花火大会
» #10【長野県】信州千曲市千曲川納涼煙火大会
» #11【富山県】じゃんとこい魚津まつり
» #12【富山県】宇奈月温泉峡谷花火響宴
» #13【福井県】三国花火
#1 長岡まつり大花火大会

観る人を感動で包む平和と復興のシンボル
日本三大花火大会のひとつと知られる、「長岡まつり大花火大会」。
日本最大規模の超大型花火大会として有名なこの大会は、1945年の長岡空襲で亡くなられた方々の慰霊と長岡の復興を願って開催された「長岡復興祭」が起源だ。
信濃川の両岸には全有料観覧席が設けられており、さえぎることのない空間をいかした、尺玉を多用したダイナミックな演出が長岡花火の特徴となっている。
夏の夜空に直径約600メートルの大輪の花を咲かせる「正三尺玉」や、全長約2キロにも及ぶ「復興祈願花火フェニックス」、尺玉100発を打ち上げる「米百俵花火」など、視界に収まりきらない迫力の花火が次々と打ち上げられ、多くの観覧客を感動で包む。
長岡まつり大花火大会 (ながおかまつりおおはなびたいかい)
打ち上げ場所 新潟県長岡市長生橋下流 信濃川河川敷周辺
花火打ち上げ日 2025年8月2日(土)~8月3日(日)19:20~21:10(予定)
※小雨決行、荒天時は延期または中止(延期日は未定)
打ち上げ数 非公開
例年の人出 観覧者数28万人(2日間の合計)
全席有料席のみ
公式HP https://nagaokamatsuri.com/
#2 第3回ぎふ長良川花火大会

見どころは幅600メートルの巨大スターマイン
毎年夏に長良川河畔で行われていた中日新聞社主催の「全国選抜長良川中日花火大会」と、岐阜新聞社・岐阜放送主催の「全国花火大会」を一本化した「ぎふ長良川花火大会」は、2023年に初開催され、2025年は第3回目を迎える。
音楽を織り交ぜて打ち上げられる花火の演出と、全長600メートルにも及ぶ「超ウルトラワイドスターマイン」が見どころで、打上げ場所の正面から臨場感あふれる花火を眺めることができる。
長良川で大輪の花を咲かせる岐阜市の新たな夏の風物詩となっている。今年度はゆったり観覧できる指定席を新設した。
第3回 ぎふ長良川花火大会(ぎふながらがわはなびたいかい)
打ち上げ場所 岐阜県岐阜市 長良川河畔、長良橋下流~金華橋上流
花火打ち上げ日 2025年8月9日(土)19:30~20:40(予定)
※小雨決行。ただし、荒天・河川増水の場合は8月23日(土)に延期
※当日の天候等により打上時間が変更になる可能性あり
※8月23日が開催できなかった際の再延期はなし
打ち上げ数 1万発
公式HP https://nagara-hanabi.jp/
2025.08.02(土)
文=桐生奈奈子