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#5 河口湖湖上祭

富士山をバックに眺める花火は、幻想的のひと言
富士五湖の中で行われる花火大会のひとつ、「河口湖湖上祭」。
富士山をバックに、約1万発の花火が夜空を埋め尽くす。音楽と連動するミュージカルスターマイン、くじゃく花火など多種多様な花火は、どれも見ごたえたっぷり。
特に、山々に響き渡る花火の音は、身体の芯にも響く迫力ぶり。富士山越しの花火や、湖から反射して浮かび上がる花火も幻想的だ。
大池公園から小曲トンネルの湖畔沿いにかけて、数々のお店が趣向を凝らして出店予定。花火とともに楽しむこともできる。
河口湖湖上祭(かわぐちここじょうさい)
打ち上げ場所 山梨県南都留郡富士河口湖町/河口湖畔上/八木崎公園
花火打ち上げ日 2025年8月5日(火)19:45~20:40
※小雨決行
打ち上げ数 約1万発(合計)
例年の人出 約12万人
公式HP https://fujisan.ne.jp/pages/396/
#6 浅原神社秋季例大祭奉納大煙火(片貝まつり)

世界最大とされる四尺玉花火の打ち上げがダイナミック
三尺玉発祥の地として知られる新潟県小千谷市片貝町で約200年の伝統を誇るのが、浅原神社の秋の例大祭「片貝まつり・奉納大煙火」。
見どころは、花火の7~8割が尺玉で、「尺玉段打ち」など連発花火が多いこと。特に注目したいのが、世界最大の打ち上げ花火として知られる「四尺玉」。花火打ち上げ場所の後ろには小高い山がそびえ立ち、音が反射して豪快な破裂音が響き合う。ほかにはないスケール感を生で味わって。
花火大会に合わせて、浅原神社へ花火の玉を奉納する「玉送り」や、花火筒を神社に奉納する「筒引き」といった花火打ち上げの成功と無事を祈る伝統行事も行われ、町全体が花火一色となる。
浅原神社秋季例大祭奉納大煙火(片貝まつり)(あさはらじんじゃしゅうきれいたいさいほうのうだいえんか)
打ち上げ場所 新潟県小千谷市片貝町 浅原神社裏手
花火打ち上げ日 2025年9月12日(金)・13日(土)19:30~22:20
※雨天決行(台風等の悪天候は順延)
打ち上げ数 約1万5,000発(2日間合計)
例年の人出 約16万人
桟敷席 有料
公式HP http://katakaimachi-enkakyokai.info/index.html
2025.08.02(土)
文=桐生奈奈子