世界を旅する女性トラベルライターが、これまでデジカメのメモリーの奥に眠らせたままだった小ネタをお蔵出しするのがこのコラム。敏腕の4人が、週替わりで登板します。

 第33回は、小野アムスデン道子さんが挑んだフィリピン弾丸ツアーの体験談。

目一杯楽しむにはまず体力。フィリピン名物のパワフル朝ごはん

 日常からの逃避行でどこかへ! という希望に応える弾丸フィリピン旅行に出た。まずは、LCC(格安航空会社)のセブパシフィック航空で成田からマニラへさくっと飛んだ。飛行時間は4時間程度、時差1時間なのでラク。無料の機内手荷物重量は7キロまでだけど、弾丸旅行だからこれくらい身軽でもOKだ。

機内にもかわいいセブパシフィック航空のキャラクターが。

 食事、飲み物は出ないが、なんと機上でキャラクターグッズが当たるゲームがある。持ち物ゲームというか、クルーが指定するものを「持ってます!」と早く見せた人が商品をゲットできるという簡単なものだが、なかなか盛り上がる。

 そうこうしているうちに、マニラに到着。すぐ市内へ。昨今、高層ビルやコンドミニアムがどんどん建って開発著しい。洒落た地元ブランドのショップなどが並ぶボニファシオ地区でショッピングをしながら、人気レストランの揃うセレンドラの「カフェ・ホアニタ」でフィリピン・フュージョンの夕食。

左:ちょっと無国籍風でお洒落なカフェ・ホアニタの店内。
右:酢をかけるのがフィリピン風。焼き魚はとてもご飯に合う。

Café Juanita (カフェ・ホアニタ)
所在地 19 West Capitol Drive, Pasig City
電話番号  +63-2-632-0357

 フィリピン人は1日5回食べるというぐらい食事が好き。特に1日のエネルギーの源である朝ごはんは、パワフルに食べるということで、宿泊した「マルコポーロ・オルティガス・マニラ」で、フィリピンでの朝食の定番を全部、盛り合わせてもらった。目玉焼きの下にはガーリックライス、味付け濃いめのおかずの数々にアチャラという青パパイヤが入ったピクルスがさっぱりしておいしい。今日1日を遊びまくるために、もりもり食べる。

アドボ(醤油と酢を使った豚肉や鶏肉の煮物)や魚の揚げ物にピクルスも。

Marco Polo Ortigas Manila
(マルコポーロ・オルティガス・マニラ)

所在地 Meralco Avenue and Sapphire St., Ortigas Centre, Pasig City
電話番号 +63-2-720-7777
URL http://www.marcopolohotels.com/hotels/philippines/manila/marco_polo_manila

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2014.05.13(火)
文・撮影=小野アムスデン道子