この記事の連載
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寒さが一段と深まってきたこの時期、肌の水分量や皮脂量の低下とともに乾燥によるしわ、たるみなど、肌トラブルにお困りではないでしょうか。「お肌の悩みは、まずは食事による内側からのケアが大切です」と言う国際中医薬膳師のさとうあいさんに、8つの薬膳食材と、その取り入れ方を伺いました。
冬のお肌のケアというと、肌質に合わせてスキンケアアイテムを変えたり、肌トラブルが気になるときには、新たな商品を購入したりするなど、外側からのケアに取り組む方もいらっしゃることでしょう。しかし、お肌の土台が整っていなければ、カサつきやくすみなどを何度もぶり返し、解決しにくいのはご存知でしょうか。
薬膳では「肌は内臓の鏡」と言われています。食事による内側からのケアをすることで、本来の健康的な肌を取り戻すこともできるのです。お肌の調子が悪いと、気持ちまで落ちこみがちですが、悩みが深刻化する前に、美肌薬膳食材を上手に取り入れて、トラブル知らずのぷるん肌を保ち続けてみてください。
◆クコの実
クコの実は、お肌の乾燥症状に加えて、女性にありがちな不調であるイライラや、不眠、目の疲れなどのトラブルにも効果がある食材です。最近では、アンチエイジング食材として、スーパーフードの「ゴジベリー」という名前で注目を浴びています。
ドライフルーツとしてそのまま食べたり、パスタやサラダのトッピングとして利用したりすることもおすすめです。スープやおかず、お菓子など、幅広い料理に取り入れられるのも魅力の食材です。
◆黒胡麻
黒胡麻は、お肌の乾燥や髪のパサつきが気になるときにおすすめです。血行を促進する効果があり、お肌の新陳代謝をよくすることができます。そのため、潤いのあるお肌や髪を保つことができますよ。
体に吸収しやすいように、調理する際、よく擦ってから召し上がるといいでしょう。ちなみに、消化不良で下痢の症状がある場合には、食べ過ぎに注意してください。
2024.12.02(月)
文・撮影=さとうあい