海を越えてもたらされた美しい工芸品
江戸の「鎖国」イメージは根強いが、実際は長崎を介して、中国や西欧の多彩な文物が日本へもたらされていた。その見たことのない意匠や質感は、江戸の人々を熱狂させたが、中でも「舶来」の象徴となったのがオランダだ。びいどろ(ガラス)やインド更紗、デルフト焼など、そのものを愛でただけでなく、意匠の引用や再現など、日本の工芸へ取り入れられていく様子も併せて展示する。
江戸の異国万華鏡──更紗・びいどろ・阿蘭陀
会場 MIHO MUSEUM
会期 2014年3月15日(土)~6月8日(日)
料金 一般 1,100円ほか
電話番号 0748-82-3411
URL http://miho.jp/
2014.04.12(土)
文=橋本麻里