こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。
肌が敏感になっている時、皆さまはなにに力を入れますか? 私は、断然、クレンジングです。クレンジングこそ、いいものを選ぶべきだと思っています。特に春先は花粉もあるので、摩擦を起こすタイプは避けたい。敏感肌の私にとっては、肌に刺激を与えるくらいなら、多少メイクが残ってもいいと思うのがクレンジングなのです。
が、世の中にはちゃんとあるのですよ。肌に優しいにもかかわらず、しっかり落としてくれる優れモノが。私が「ここぞ」の時に取り出す頼れる2つをご紹介します。
●クレンジングの選び方とは?
その前に、まずはクレンジングの種類からご説明しておきましょう。
イマドキはさまざまなタイプのクレンジングがありますが、その違いはざっくり言うと、「洗浄力」と「テクスチャー(質感)」。一般的に洗浄力が高いとされる順に並べると、オイル、ジェル、クリーム、ミルク……という感じになるでしょうか。
いずれも成分のメインは、「油分+水分+界面活性剤」で、それらをどれくらい含んでいるかで洗浄力とテクスチャーが違ってきます。このうち、肌に刺激が強いとされるのが、水と油を混ぜ合わせる成分の「界面活性剤」で、中でも石油由来のタイプが要注意です。しっかりメイクを落とすかわりに、肌にダメージを与えやすいので、敏感な時は特に成分をよくチェックして、石油由来の界面活性剤を使っていないクレンジングを選ぶのが大事です。
私は、石油由来の界面活性剤を使っていないクレンジングの中でも、クリームタイプやミルクタイプのものを普段から使っています。オイル系のものに比べると、肌がしっとりする印象が強いのと、保湿成分を含むアイテムが多いからです。
但し、これらは肌に優しい分、洗浄力が低いとされています。ところが、世の中には肌に優しいにもかかわらず、洗浄力も素晴らしいアイテムがあるのですよ。ご紹介していきましょう。
2024.03.17(日)
文・写真=にらさわあきこ
撮影=釜谷洋史