こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。

 皆さま、メイク道具はまめにアップデートしていますか? 色物は頻繁にチェックしていても、道具って意外と見直さなかったりしますよね。

 でも、実はメイク道具こそ、自分に合ったものにするだけで、簡単にメイク上手になれたり、理想のメイクを実現させてくれたりするんです。私の理想を叶えてくれた最近のヒットをご紹介します。


●ビューラーを使い分ける

 まずは、ビューラーです。

 ビューラーは、お気に入りのものに出会えると、新しいものを試さなくなるし、替えなくなってしまいがち。私も、ここ5年ほどは3種類くらいをローテーションさせていて、新しいものは探そうとすらしていませんでした。

 が、先日とても久々に新しいものを試したら、予想以上の大ヒット!

 生まれて初めて、「理想としていたまつ毛の形」を作ることができたのです。

 私の理想を叶えてくれたのは、貝印「KOBAKO」のビューラー。

 こちら、知る人ぞ知る名品ではないかと思うのですが、何がどう良いのかというと、そもそもとても使いやすいです。

 まつ毛を根元からキャッチする設計と、自然なカールを作るゴムの弾力がとても秀でているので、力を加えなくても、まつ毛をしっかり上げることができるのです。

 ビューラーは、ヘンに力を加えなくてはならないものを使うと美しい形が作れないだけでなく、目にもまつ毛にも負担になりますよね。その点で、これは大きなポイントです。

 でも何よりも素晴らしいのは、私の理想のまつ毛を作る「型」があったことなのです!

 そう、「KOBAKO」のビューラーは、なんと4種類もあり、まつ毛の形や使いたい位置によって使い分けることができるのです。

  「レギュラー」は、「まつ毛全体が扇形に広がる“パノラマまつ毛”が自然に作れる」タイプで、公式HPによると、「放射状に広がるきれいなカールで、エレガントな印象の目元をかなえます」とのこと。

 一方、「センターカール」は山型のシェイプで、目の中央の、黒目の上のまつ毛を特にくるっと上げてくれます。「縦のラインを強調して目を大きく見せてくれるので、一重まぶたや奥二重のかたにおすすめです」と公式HPに書いてあったのですが、実際私はこのタイプを使って、生まれて初めて「自分が思い描いていたまつ毛の形に近づけた」と思いました。ちなみに、マブタは奥二重寄りです。

 また、左右で使い分ける「サイドカール」(右目用&左目用セットで2,420円)も目尻付近のまつ毛をきゅっと上げられて、とても素晴らしいです。本当にそこだけきゅっと上がるので、簡単に目尻をゴージャスにできます。

 このシリーズは、レバーがコンパクトに畳み込まれている形状であるうえに、素材がプラスチックなので、「本当にまつ毛を上げられるの?」「ちゃんと使えるの?」と疑っていたのですが、いざ実際に使ったらキレイに仕上がったので、逆に「この実力なのに、畳めるとは凄い」と、コンパクト設計が好印象に変わりました。コンパクトということは、持ち運びにも便利だということ。携帯にもオススメです。

2024.03.10(日)
文・写真=にらさわあきこ
撮影=釜谷洋史