この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2023年3月21日)

» きのうのレシピ「ふきのとう玉子のっけパン」


vol.250 菜の花とハムの混ぜごはん 卵の帽子のっけ

菜の花とハムの混ぜごはん 卵の帽子のっけ。
菜の花とハムの混ぜごはん 卵の帽子のっけ。

 菜の花のほんのりとした辛味と、ハムの塩けでごはんの甘みがぐっと引き立つ混ぜごはん。ほんのり温かい状態でいただくのがおいしいです。

 ちなみに菜の花の茹で汁はすごくいい味のスープになります。茹で汁をスープに二次利用してほしいので、作り方に茹で汁の分量をかなり細かく入れてみました。

■材料(1人分)

・ごはん:茶碗1杯
・菜の花:1/2束
・ロースハム:50gくらい
・卵:1個
・塩、こしょう、オリーブオイル:小さじ1

■作り方

(1) 鍋に5カップの水を入れて強火で熱し、沸騰したら塩小さじ1/2を入れ、菜の花を入れて1分茹でてザルにあげ、うちわで仰ぐ。粗熱が取れたら水気をしぼり、1センチ幅に切る。ロースハムは角切りにする(薄切りのハムを使う場合は1センチ角くらいに切る)。

(2) ごはんに(1)を入れてさっと混ぜ、オリーブオイル、塩少々で味を調える。

(3) フライパンにオリーブオイルを入れて強めの中火で熱し、溶き卵を入れてさっくりと混ぜ、お好みの固さになったら(2)にのっける。こしょうをたっぷりかけて食べる。

 菜の花の茹で汁のスープは味見して味が濃いようなら塩でうすめて。今日はわかめとしめじを入れました。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2024.03.21(木)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔