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入笠湿原まで約10分。ふっかふかの心地よい山道をゆく
入笠湿原を経て入笠山へ向かうコースは片道55分が目安。まずはアノカラ山の森の中を10分ほど歩いて、入笠湿原を目指します。
落葉樹とクマザサに囲まれた山道は陽がきらきらと差して明るく、土や木の香りがほのかに立ち込める。最高の森林浴に、自然とリラックスした気分になります。
それに山道はしっかり整備されているため、とても歩きやすい。「落ち葉と柔らかい土でふかふかの道は膝にやさしいし、歩いていて気持ちいい。トレッキングはもちろんだけど、つい走りたくなりますね」(佐竹さん)
歩き出してから数分ほど、あっという間に入笠湿原の入り口に辿り着きました。この鉄の扉は、植物が荒らされないよう鹿の侵入を防ぐためのもの。開けたらしっかり閉めるのがマナーなので覚えておきましょう。
2023.12.15(金)
文=平野美紀子
撮影=深野未季
スタイリスト=永田哲也