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うねるように続く木道をすすみ、黄金色に染まる湿原の中へ
スズランやスミレ、エゾリンドウなど四季折々の花と出合える場所として人気の入笠湿原ですが、晩秋にもなれば花も枯れ、辺りは次第に黄金色に染まります。これがまた幻想的で、ひとたび静寂の湿原に入れば、まるで時が止まったような不思議な感覚を覚えます。
「そこまで広い湿原ではないけれど、ヨーロッパの原風景のような迫力に圧倒されました。春や夏に見られる花畑に負けないくらい、秋の情緒的な雰囲気も魅力です」(平野)
「湿原の中をうねるように連なる木道の存在も、この幻想的で牧歌的な風景をより魅力的に演出してくれていますね」(佐竹さん)
歩きやすい木道も、早朝には霜が降りて滑りやすくなっている場合も。景色に見惚れすぎて転倒しないよう、くれぐれも足元には注意しましょう。
2023.12.15(金)
文=平野美紀子
撮影=深野未季
スタイリスト=永田哲也