●人との出会いの機会があれば、何でもやりたい
――ラッパーとして、俳優として、今後の展望や目標を教えてください。
自分はいろんな人と出会いたくて、音楽を選んだし、そういう出会いの機会がもしあるのであれば、何でもやりたいなって思いますが、俳優としては分からないですね。
これからオファーがあれば、やるかもしれないし、その人の人生を借りるつもりで、「ラップするようにセリフを言えるか?」っていうところが、自分がやれるかどうかの判断基準じゃないかなって。それで、その幅がどんどん広がっていって、人間的に豊かになったら最高だなって思います。
MOROHAとしては、『さよなら ほやマン』きっかけでもいいから、マジでいろんな人にライブを見に来てほしいですね。
アフロ
1988年1月7日生まれ。長野県出身。高校の同級生だったアコースティックギターのUKとともに、08年に2人組ラップグループMOROHAを結成。世代を超えた幅広い音楽ファンから支持を得るほか、著名人の熱烈なファンも多く、これまでドラマ「宮本から君へ」のエンディングテーマや、『アイスと雨音』では劇中で熱のこもったパフォーマンスを繰り広げた。
映画『さよなら ほやマン』
豊かな海に囲まれた美しい島で一人前の漁師を目指すアキラ(アフロ)と、生まれつき障がいを抱える弟のシゲル(黒崎煌代)。両親は行方不明で莫大な借金を抱え、島の人々に助けられながら、どうにか暮らす彼らの前に、都会からやって来た訳ありの女性漫画家・美晴(呉城久美)が現れる。美晴は兄弟に彼らの家を売ってほしいと言い出し、3人はなぜか一緒に暮らすことになる。
2023年11月3日(金)より公開
©2023 SIGLO/OFFICE SHIROUS/Rooftop/LONGRIDE
https://longride.jp/sayonarahoyaman/
Column
厳選「いい男」大図鑑
映画や舞台、ドラマ、CMなどで活躍する「いい男」たちに、映画評論家のくれい響さんが直撃インタビュー。デビューのきっかけから、最新作についてのエピソードまで、ぐっと迫ります。
2023.11.03(金)
文=くれい響
撮影=平松市聖