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お楽しみのスイーツは平飼い卵のとろけるバスクチーズ

◆ダモンテ商会「バスクで学んだチーズケーキ」

 香川県にある小さな島、男木島のカフェ「ダモンテ商会」の絶品チーズケーキ。オーナーのダモンテご夫妻が、世界旅行の際に訪れたスペイン・バスク地方のサンセバスチャンという小さな町で出合ったお店のチーズケーキを再現した、その名も「バスクで学んだチーズケーキ」。現地で習ったレシピを大切に、あえて小麦粉を使わないダモンテ流のアレンジレシピになっています。

 材料は5つのみ。シンプルだからこそ、良質な素材にこだわって作られています。島で育てている、平飼いの讃岐コーチンが産んだ新鮮な卵と、クリームチーズがたっぷりと使われており、ずっしりとした重さがその濃厚さを物語ります。クリーミーな味わいと、舌の上であっという間にとろけていくテクスチャーは、ひと口ひと口がなんとも愛おしく感じられます。まるで飲み物のように、あっという間に溶けていってしまうその儚さがたまりません。

 大袈裟なようですが、無類のチーズケーキ好きの私は、ダモンテ商会のチーズケーキを超えるチーズケーキに未だ出合ったことがありません。本当は人に教えたくないけれど、教えたくなるそんな極上のチーズケーキ。ぜひ、パーティ最後のお楽しみにとっておいて、驚きのおいしさでおもてなししましょう。

ダモンテ商会
[香川県]

配送方法 冷蔵
https://damonte.co/product/basquecheesecake/

2023.07.08(土)
文=松浦裕香里
撮影=鈴木七絵