大人の満足を究めた電子ピアノPrivia「PX-S7000」
子どものときにピアノは習っていたけれど、「基礎練習ばかりで夢中になれなかった」、「先生との相性が合わなくて……」などが理由で、ピアノを楽しんで弾けるようになる前に挫折してしまったという人は案外少なくない。CREAアンバサダーの廣松叶子さんもその一人。
今回は、大人にこそ弾いてほしいピアノがあると聞き、廣松さんと一緒にカシオのショールームを訪ねた。
いつもの空間に溶け込む360度美しいデザイン
「子どもの頃、壁に囲まれた小さな一室でピアノのレッスンをするのがとても息苦しく感じられて、今でも少しトラウマです」
そう語るのは、CREAアンバサダーの廣松叶子さん。大人になって、「もう一度ピアノを習いたい」「ピアノが弾けるようになりたい」という気持ちは芽生えるものの、過去のネガティブな記憶がその思いに蓋をしてしまうのだという。
重厚感のあるピアノは壁際にピタリと寄せて置くもの。そのイメージに縛られている人は多いけれど、私たちが大人になったように、ピアノも進化している。その代表が、カシオ のスタンド・ペダル一体型電子ピアノPrivia「PX-S7000」だ。
モダンでミニマルなデザインは置く場所を限定せず、ピアノをメインに部屋の中央にレイアウトしても、庭を眺められる特等席に置いても、もちろん壁際でも、その美しい佇まいであらゆる空間と調和する。
従来、スタンド・ペダル一体型電子ピアノは、音響システムの特性からも壁際に置かれることが多かった。
しかし、Privia「PX-S7000」は、独立駆動される4つのスピーカーが、それぞれ音の要素を個別に調整し、空間で合成することで自然な音響空間を作り出す「スペイシャルサウンドシステム」を搭載。この音響システムを応用した「ピアノポジション機能」により、置く場所に応じたおすすめの音響設定が気軽にできる。これにより、目の前に聴かせたい人がいるときも、壁際で練習するときも、心地いい音色に包まれながら演奏を楽しむことができるようになった。
高性能のスピーカーはピアノを弾いているときだけではなく、Bluetooth®︎オーディオ機能を使うことで、スマホやタブレットから好きな音楽を再生することが可能。朝起きてから眠るまで、最高の音響空間でいつでも音楽に触れられる生活が実現する。
天面パネルや譜面立て、ピアノカバー…細部にいたるまで美しい仕上がり
360度どの角度から見ても美しいPrivia「PX-S7000」。その美しさの秘密は、デザイナーが妥協を許さなかった細部の仕上げにある。
上質さをかもしだす天面パネルは、光沢感のあるアクリル仕上げ。繋ぎ目のない一枚板にこだわり、ボタンを極力排除したことで、直線的なデザインをより引き立てている。
「デザインや木目調のスタンドの色みなどに、北欧家具のような温もりがあり、愛らしい印象を受けました。今日、実際に弾かせていただいたハーモニアスマスタードのカラーは絶妙な色合いで、リビングにも和室にもしっくりと馴染んでくれそうです。置く場所を選ばないから、部屋の模様替えや引っ越しのときにも安心ですよね」と廣松さん。
スマートな見た目へのこだわりは、ピアノカバーにも。
毎日の生活の中で、ピアノは弾いていない時間のほうが圧倒的に長いもの。鍵盤を埃から守るためのカバーは必須だからこそ、Privia「PX-S7000」はいつでも高いインテリア性を保てるように、本体色に合わせたカラーのフェルト製カバーを付属している。
スタンド・ペダル一体型電子ピアノと見事に調和の取れた椅子「CC-7」は、家具の生産地として有名な福岡県大川市を拠点とする株式会社関家具が展開するブランド「CRASH GATE(クラッシュゲート)」と共同開発されたもの。
Privia「PX-S7000」と並べたときのバランスのよさ、安定感や機能面の完成度からも、わざわざ揃えたくなる椅子に仕上がっている。
2023.03.31(金)
文=今富夕起
撮影=鈴木七絵