かわいいものの写真を撮ることが大好きな韓国の人たち。ことスイーツに関しては、世界をあっと驚かせる、まるでアートのようなルックスのお菓子が独自の進化を遂げています。

【新沙洞】TONGUE Sin-sa Space(トン シンサ スペイス／텅 신사 스페이스)

曲線に包まれた摩訶不思議なケーキと空間を味わい尽くす

巨大な手のひらが覆う店内は明るいがどこか不思議。欲しいお菓子の前にあるカードをレジに持って行くシステム。カフェスペースも。
巨大な手のひらが覆う店内は明るいがどこか不思議。欲しいお菓子の前にあるカードをレジに持って行くシステム。カフェスペースも。
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上：「BLANC CAKE」の中はキャロットケーキ。(大)W18,000。  右：リニューアルした「EMOJI CAKE CHOCO＆MATCHA」はチョコと抹茶のケーキが層になっている。W12,000。  左：ガナッシュ入りマドレーヌにサンゴ状のチョコがのる「RORENT CAKE」W15,000。チョコのオーナメントを追加できる(奥)。W7,000。
上：「BLANC CAKE」の中はキャロットケーキ。(大)W18,000。 
右：リニューアルした「EMOJI CAKE CHOCO＆MATCHA」はチョコと抹茶のケーキが層になっている。W12,000。 
左：ガナッシュ入りマドレーヌにサンゴ状のチョコがのる「RORENT CAKE」W15,000。チョコのオーナメントを追加できる(奥)。W7,000。

 「TONGUE」のケーキの白いシリーズは、どこかぐにゃりとした海の生物を思わせる。

　真っ白でそれぞれの曲線に縁どられたケーキを切れば、中からは色鮮やかな、意外となじみのある味が登場したりもして、ほっとする。

ファッションブランド「ADER ERROR」のプロデュースで、ショップと同じビルにあり、映える仕掛けだらけ。廊下はホテルのようだ。
ファッションブランド「ADER ERROR」のプロデュースで、ショップと同じビルにあり、映える仕掛けだらけ。廊下はホテルのようだ。

　お菓子だけでなく、店の空間自体も曲線が大胆に使われ、捉えどころのなさがユニーク。

　ブランドやアーティストとのコラボも多く、一期一会の味に出合いたい。

TONGUE Sin-sa Space(トン シンサ スペイス／텅 신사 스페이스)

所在地　ソウル特別市江南区島山大路11ギル31 4F(서울특별시 강남구 도산대로11길31 4F)
電話番号　070-7771-2524
営業時間　13:00～21:00(L.O. 20:30)
定休日　無休
Instagram　@tongue_cafe

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2023.04.08(土)
Photographs＝Atsushi Hashimoto

CREA 2023年春号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

いま、進化する韓国へ！

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定価950円

「CREA」2023年春号は久しぶりの韓国特集。韓屋や古いビルを大胆にリノベーションしたカフェ、アートピースみたいなスイーツ、新しい感性で作られる器や伝統の布――。久々の韓国は何もかもがパワフルに、ダイナミックに新しく変わり続けていました！　ソウルを中心に、現地でやりたいことを詰め込んだ一冊を片手に、旅に出かけませんか。

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