“廃校オーベルジュ”の滋味に富んだ美しい料理で整う
◆オーベルジュ オーフ(石川県・小松)
日本海と霊峰白山に囲まれ、約7割が里山という小松は豊かな自然と人々が共生する土地です。そんな美しい里山の風景の中に溶け込むように佇む「オーベルジュ オーフ」は、築46年の小学校をコンバージョンした“廃校オーベルジュ”。オーフから眺める観音下(かながそ)石切り場は、国会議事堂をはじめ多くの名建築に使用された「日華石(にっかせき)」の採石場。小松は石の文化で知られる土地でもあります。
里山の自然に抱かれていただくのは、観音下の名水と大地が育んだ食材を使った滋味に富んだ美しい料理。日本最大級の料理人コンペディション「RED U-35」において史上最年少(26歳)でグランプリを受賞した若き料理人・糸井章太シェフは小松に移り住み、この土地と向き合いながら料理で土地の魅力を伝えます。
また、客室やレストランなどの施設内にはパリを拠点に活動する現代芸術家・小川貴一郎の作品を展示。現地のエネルギーに触れながら制作された作品からは、ゲストたちも心地よいエネルギーをもらえるはず。
平成30年3月に廃校となるまでの46年間、地域の子どもたちが通った「旧西尾小学校」がオーベルジュに生まれ変わりました。
「人生を謳歌することの素晴らしさを一人でも多くの人に伝えたい」という現代芸術家・小川貴一郎の作品が約120点客室やレストラン、館内を彩る。
レストランで供されるディナーから1品。西田農園のさまざまな大根を使用した美しいサラダ。中には能登で網獲りされた野鴨が。
オーベルジュ・オーフ
所在地 石川県小松市観音下町口48番地
電話番号 0761-41-7080
料金 1泊2名1室利用1名 26,400円~(税込・サ別/夕朝食付)
アクセス JR小松駅からタクシーで約20分、小松空港からタクシーで約30分
https://eaufeu.jp/
2023.02.20(月)
文=齋藤素子