この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

» きのうのレシピ「クレソンどっさりツナトースト」


vol.158 ごまブリのっけ出汁茶漬け

ごまブリのっけ出汁茶漬け。
ごまブリのっけ出汁茶漬け。

 博多名物の「ごまさば」のブリ版です。青魚系はお茶漬けにすると生臭さが際立ってしまうことがあるのですが、ごまダレでヅケにしてしまえば気にならない……どころか、コクがプラスされてすごくおいしい。

 この漬け汁は“すり”、“ねり”、“いり”ごまの3段使い。しつこいくらいのごま使いです。ヅケでそのままおつまみにして、ごはんにのっけて、最後はお茶漬けでサラサラと、ひつまぶしのように三度おいしくいただくのもいいですね。完全に酒飲みの発想です。

■材料(1人分)

・ブリ刺身:150g

[A]
・醤油:大さじ2
・みりん:大さじ1
・酒:大さじ1
・白すりごま:大さじ1
・白ねりごま:大さじ1
・白いりごま:小さじ1

・万能ねぎ小口切り:適量
・もみのり:適量
・生姜すりおろし:適量
・わさび:お好みで
・出汁:適量

■作り方

(1) 小さめの鍋にみりん、酒を入れて火にかけ、煮切る。しょうゆ、白すりごま、白ねりごま、白ごまを入れて混ぜる。粗熱がとれたらブリを入れてなじませ、冷蔵庫で30分ほどおいてなじませる。

(2) ごはんに(1)をのっけ、もみのり、万能ねぎ、生姜すりおろしをのせ、あたたかい出汁をかける。

 ブリの代わりにもちろんサバ、アジ、イワシのお刺身でもOKです。ただし、新鮮なものを使用してください。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2022.12.19(月)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔