キレイのためのヒントを探し続ける ヤーマンの表情筋研究所ラボで 顔の筋肉の仕組みについて伺いました

たるみと、顔の筋肉の関係

　とはいえ、問題は顔の筋肉ですよ。

　目の筋肉を使わなかったことで目が小さくなった私なのですが、そもそも顔の筋肉は鍛えることができるのでしょうか？　また、マスク生活でゆるみきった顔のたるみが、元に戻る日は来るのでしょうか？

 「ご質問に関しては、コラムを執筆いただいた千葉大学の小泉佳右先生のお話が参考になるかもしれません」と教えてもらい、コラムを拝読したところ、「顔の筋肉も体の筋肉と同じように、使わなくなると衰える一方、何歳からでも鍛えられると考えられますので、続けて鍛えていくことを心がけてみてください」とのこと。

　また、更に調べていくと、目元の場合、年齢とともに眼球が下がってくると言われており、眼輪筋が衰えていると支えきれなくなった脂肪が前に出て、袋のようになって現れるという説を発見しました！

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 「眼球も下がるとは！」と、ふいを突かれた思いがしました。

　実際、胃や腸など体幹部にある臓器は加齢によって下がると聞きますよね。けれど、目など「顔の中のもの」については意識していませんでした。でも、考えてみれば当然なのかも？

　さらに、お腹ポッコリ女子たちは決して太っているわけではなくて、筋肉がないからお腹が出ているわけですよね。よって、腹筋を鍛えると、ポッコリが解消されたりもするかもしれません。

　となると、もしもポッコリお腹と同じことがわが顔(の目元ゾーン)で起こっているとするならば、行うべきは顔の筋トレ。筋トレで多少は顔の衰えを解消できる可能性があるのかも？

　とはいえ、どこにどんな筋肉があるかなんて、素人にはわかりませんよね。

　でも、昨今のヤーマンは、凄いんです！

　ヤーマンのアプリをスマートフォンなどにダウンロードして、購入した商品のページに行くと、「どの筋肉にアプローチしているか」を画面で教えてくれるのです。

　例えば、人気商品のEMS美顔ローラー「WAVY mini」を顔に当て、アプリをダウンロードしたスマートフォンの画面を見ると、使い方について丁寧にナビゲートしてくれるのですが、それだけじゃありません。

　モードを変えて画面を見ると……

  「あなたは『進撃の巨人』ですか？」という顔が画面に現れました(驚)！(注・『進撃の巨人』とは、人気漫画作品です。なお、私の顔が怖いのは、ちょっと置いておいてください)。

　つまり、今アタックしている筋肉がどこの筋肉なのかをアプリが教えてくれるのです。凄い！

　ちなみに、表情筋研究所では、表情や顔の印象に影響を与える顔の筋肉全体を総称して「表情筋」と呼んでおり、学術上の分類とは一部異なる部分があるそう。たとえば「咬筋」は、医学上は表情筋に分類されないなどあるというので、念のため補足しておきますね。

　また、アプリはスマートフォンの機種によっては対応していない場合があるので、確認してから挑戦してください。

　……以上、とっても面白かったラボ取材なのですが、HPには顔のエクササイズ方法や様々なデータも紹介されているので、チェックしてみてください。

　そして私はというと、あまりにも面白かったので、気になった製品をいくつか借りて帰りました。しばらく使ってみますので、使用感などは後日改めてリポートさせていただきます。

にらさわあきこ

文筆家、美容研究家。NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容について取材・執筆を続ける中、2019年から美容活動を強化。簡単＆ラクに綺麗になるための情報をブログやインスタ、雑誌ウェブなどで発信中。著書に『未婚当然時代』(ポプラ新書)。『婚活難民』(光文社)『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など。
インスタ：@akiko_nirasawa_beauty、ブログ：『美活☆365日 簡単＆ラク～に綺麗になろう！』

2022.11.27(日)
文・写真＝にらさわあきこ
撮影＝鈴木七絵