この記事の連載
◆『ヴィンランド・サガ』幸村 誠
本物の戦士がここに！
ヴァイキングに父を殺され復讐に燃えるトルフィン。挫折を経て、まだ見ぬ地・ヴィンランドへの想いを強めていく。
「最新巻でトルフィンの過去が赦されるシーンがあり、読む側も心洗われます」(山脇さん)
『ヴィンランド・サガ』幸村 誠
講談社 各693〜748円 既刊26巻
山脇麻生(やまわき・まお)
ライター・編集者
マンガ誌編集を経てフリーに。各紙誌でコミック評およびコミック関連記事を執筆。インタビューや食、酒、地域創生にまるわる取材も手がける。
◆『ポーの一族』萩尾望都
40年の時を経て明かされる真実！
ポーの一族として少年の姿のまま永遠の時を生きる吸血鬼のエドガーとアランは、果てしない旅を続ける。
「2022年夏にも短期集中連載。これほどの長期にわたる作品ながら、まったく古びない儚さへの愛着。巻数としてはそれほど多くないし、合流するなら今しかない！」(薗部さん)
『ポーの一族』萩尾望都
小学館文庫 597〜618円 全3巻(最新刊のシリーズは『ポーの一族 秘密の花園』小学館 各750円 全2巻)
薗部真一(そのべ・しんいち)
編集者・元「このマンガがすごい！」編集長
文藝春秋編集者。主な担当作に「週刊文春エンタ＋」『この世界の片隅に こうの史代 片渕須直 対談集』(文藝春秋)マンガ『翔んで埼玉』(宝島社)など。
2022.10.19(水)
Text＝Mao Yamawaki
CREA 2022年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
この記事の掲載号
CREA 2022年秋号
「夜ふかしマンガ大賞」発表！
特別定価930円
「CREA」2022年秋号は「夜ふかしマンガ」特集です。慌ただしい日々を過ごしていると、眠りにつく前のひと時くらい、すべてを忘れてマンガの世界に没頭したくなりますよね。そこで、時代をあぶりだす社会派から、大人の胸キュン、話題の新人作品まで、ぜひ読んで欲しい名作を集めた「夜ふかしマンガ大賞」をお届けします！ 今年最注目の第一位は――!?
