洛中から北へ。

 “海の京都”とも呼ばれる日本海に面した丹後半島には独特の食文化が息づいている。

 海と山の幸、上質な水や発酵文化が育んだ丹後ならではの美食。その原風景を感じる丹後市・網野町エリアのおすすめ2軒をご紹介。

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“その日の食材”をピッツァで味わう

◆藤原鮮魚 uRashiMa(ふじわらせんぎょ ウラシマ)

 網野漁港のすぐ近く。前菜には、新鮮で野菜それぞれの個性を感じる地元野菜や、シンプルに調理した魚介がどっさり。

 そして主役となるピッツァには、長年鮮魚店を営んできた店主の父親がその日の朝競り落としてきた魚介を惜しみなく使った、ここだけの味。

 ナポリらしいもっちりとした生地を薪窯でバリッと焼き上げる。

 イタリアで開かれたピッツァの世界大会で2位に入賞したという腕前はもちろんのこと、“今日手に入った地元の素材”を直球で食べさせるのは、日本の食材ばかりなのに、まるでイタリアの漁村を旅している気分。

藤原鮮魚 uRashiMa(ふじわらせんぎょ ウラシマ)

所在地 京都府京丹後市網野町浅茂川328-5
電話番号 0772-72-3798
営業時間 11:30~19:00 L.O.
定休日 木曜
https://m.facebook.com/pages/category/Foodservice-Distributor/藤原鮮魚urashima-602947276496992/

2022.08.22(月)
Text=CREA編集部
Photographs=Asami Enomoto
Cooperation=Kyoto Tourism Federation

CREA Traveller 2022 vol.3
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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