ドクターがリアルに実践! 腸活のための食生活

 では、実際に西嶌先生が実践している食生活のポイントは?

「料理には砂糖ではなくオリゴ糖を使用しています。また、塩麹や醤油麹も活用しています。ジップロックで手軽に使えるぬか床も利用していて、酪酸菌も意識しています。

 また、一品のうちにプロバイオティクスとプレバイオティクスを一緒に摂ることを意識していますね。

 例えば、プロバイオティクスの納豆には、プレバイオティクスのオクラとネギを。同じように、なめこの味噌汁、バナナにヨーグルトなどです。味噌は、アルコール添加や加熱殺菌処理されていない、麹菌が生きている生味噌を購入しています。

 腸活は、根気よく取り組むことが大切だと私は考えています。1週間程度では、アレルギーの有無を確認できる程度かな、と。最低でも2カ月ほど続けてみることで、初めて変化を感じるのではないでしょうか。自分にできることから、コツコツと続けていただきたいですね」

 野菜が苦手なお子さんのためにも、組み合わせを工夫して献立を作っているという西嶌先生。今日から私たちの食卓に取り入れられそうなヒントをいただきました。

西嶌順子

恵比寿形成外科・美容クリニック院長。看護師、助産師を経て、形成外科専門医になった異色の経歴の持ち主。自身の経験に基づく産後やプレ更年期など多くの女性の悩みに寄り添い、専門医の立場から等身大の情報を発信している。

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