「無意識に行っていることを意識すること、習慣として取り入れることが大事です」と小林先生。
腸内環境と自律神経を整えるメソッドは、今すぐ取り入れられるものばかり。早速、実践!
整えメソッド実践しよう!
【Method.1】1対2で深呼吸
瞬時に自律神経を整えるには、深呼吸が一番。鼻で3秒息を吸ったら、口をすぼめて6秒で吐くイメージで。
「1対2の長さで深く呼吸をすることによって横隔膜の動きが大きくなり、副交感神経の働きが高まります」
腸の動きを良くする効果も。
【Method.2】いつもより時間をかけて食べる
ゆっくり、よく嚙んで、食事を味わう。咀嚼することによって消化酵素が分泌され、胃腸の負担も軽くなる。
「食事時間を10分延ばすだけでもずいぶん変わります。咀嚼のリズムや表情筋がゆるむことで副交感神経の働きが高まり、自律神経も安定します」
【Method.3】カーテンを開けて朝日を浴びる
「腸活にとって大事なのは朝。目の奥の視交叉上核という部分に朝日の強い光が入り込むことで、体内時計がリセットされ、自然なお通じにもつながります」
【Method.4】朝ごはんで自律神経のスイッチをオンに
朝食を食べてこそ、1日の代謝が高まり、交感神経も活発に。また、朝食が胃に入ることで、腸の蠕動運動はさらに活発になり、自然と排便が促される。
【Method.5】すきま時間にストレッチで腸を動かす
座りっぱなしだと血流が悪くなって冷え性に。
「たまに席を立ち左右8回ずつ大きく腰をまわすなど、こまめに体を動かすことで、腸の蠕動運動を促します」
【Method.6】30秒のタッピングで簡単リラックス
顔や頭を指先で優しく30秒ほどトントン叩くだけ。顔と頭には副交感神経の働きを高めるツボが多く、軽い刺激を与えると、リラックスして腸の動きも良好に。
2021.04.11(日)
Text=Giraffe
Illustrations=SANDER STUDIO