心身のコンディションに大きな影響力をもつ腸。

 その働きを高めれば、やる気も幸福感もアップ! まずは自分の自律神経と腸内環境の状態を把握し、腸と脳の関係を改めておさらいしておこう。

 自律神経研究の第一人者、小林弘幸先生にうかがいました。


幸せホルモンは腸でつくられている?

 腸内環境の改善は便秘や肌荒れの解消につながるというだけでなく、「メンタルを安定させ幸福感を呼び起こす効果もあります」と語る小林先生。そのキーワードは“ホルモン”だ。

「『幸せホルモン』と呼ばれるセロトニンは、90パーセント以上が腸管でつくられています。腸内環境が改善され、セロトニンが正しく分泌されると、精神的に安定し、やる気もわいてきます」

 そのために必要なのは、腸の活動をコントロールする自律神経のバランスを整えること。

「自律神経には交感神経と副交感神経があり、このバランスが乱れると、腸の動きも乱れます。するとホルモンバランスも悪くなり、便秘の原因となる腸の炎症も起こりやすくなります。ホルモンと自律神経と腸内環境は三位一体。まずは自律神経を働かせる『体内時計』のリズムを整えることが大切です」

 小林先生が考える腸活は、決して難しいことではない。朝きちんと起きて朝食を摂る、ゆっくり噛んで、ゆっくり呼吸する、空や景色を見ながら歩くなど、普段無意識にやっていることを意識的に行うだけでいいという。

「とはいえ自律神経はささいな刺激や環境の変化で乱れがち。それを元に戻すことができるよう、腸内環境だけでも整えておきましょう。腸活に遅すぎるということはありません。腸を変えると、人生が変わりますよ」

2021.04.10(土)
Text=Giraffe
Illustrations=SANDER STUDIO

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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