星空と炎を眺めて過ごす極上のくつろぎ時間

 食後はテラスで焚き火を眺めながら、しばしの休息を。最近では焚き火のリラックス効果が注目されていますが、「炎を静かに見ているだけで、なぜか癒やされますね」と河合さん。着火などはすべてスタッフが行ってくれるのも安心ポイントです。

 二人が宿泊したプレミアドームには、室内にも薪ストーブが。コーヒーやワインを片手に、ストーブの前でのんびりおしゃべりするのも、WHITE LAMPのグランピングならではの寛ぎ方です。

「コーヒーメーカーではなく、ドリッパーが用意されているというところもいいですね。フィルターペーパーを折るところから始めて、じっくり手間をかけてコーヒーを淹れると、気持ちにもゆとりが生まれる気がします」(河合さん)

 また、室内にテレビはなく、Bluetoothスピーカーとプロジェクターが用意されています。好きな音楽をスピーカーから流すと、ドームの空間に響き渡り、いつもとは違う多層な音響効果が楽しめます。

 プロジェクターを使用するときは、室内に置かれたアートパネルを裏返すとスクリーンに早変わり。こうした細かな工夫にも、思い思いの過ごし方でステイを満喫してほしいというスタッフの願いが感じられます。

「テレビがないって、すごくいいと思います。その分、風の音とか、動物の声とか、那須高原の自然の音を聞くことができる。テレビを見ると1時間ぐらいあっという間に過ぎてしまいますが、その時間の長さを体感できるような、自分だけのゆったりと贅沢な時間を過ごせました」(廣松さん)

2022.04.20(水)
文=張替裕子(giraffe)
撮影=鈴木七絵