![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/7/1280wm/img_9798f5441155e6b2b96d393c75007bda785374.jpg)
自然の中でリラックスしたいけれど、自分でキャンプをするのはちょっと大変そう……。そんな女性たちから人気を集めているのが、設営や準備の必要がなく自然体験を楽しめる「グランピング」です。
数あるグランピング施設でも宿泊環境やサービスはさまざまですが、グランピング通の人たちから「ここは別格!」と評価を得ているのが、那須高原のグランピングリゾート「WHITE LAMP」。さっそくCREAアンバサダーが体験しました。
ウェルカムドリンクから始まる 豊かで“ヒュッゲ”な2日間
「ヒュッゲ(HYGEE)」という言葉を耳にしたことはありますか? これは、デンマーク語でホッとくつろげる居心地のよい空間や、楽しいひとときを意味する言葉。世界幸福度調査で毎年高位にランクインするデンマークの人たちが、とても大切にしている時間の過ごし方です。
そんなヒュッゲなステイを満喫できる施設として注目を集めているのが、栃木県那須に昨夏開業したグランピングリゾート「WHITE LAMP」です。今回はそんな注目のグランピング施設を、大の旅好きアンバサダー、河合理恵さんと廣松叶子さんの二人が体験してきました。最寄駅である東北新幹線那須塩原駅から、送迎サービスのVOLVO XC90で現地に向かいます。
![那須塩原駅からはクルマで約30分。事前に予約をすれば専用車のVOLVO XC90で送迎もしてもらえる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/6/1280wm/img_36a77b56d769ef6d3ed9227fcfdbee65214360.jpg)
施設に到着すると、まず案内されるのがレセプション棟。北欧の邸宅をイメージさせるスタイリッシュな造りで、二人も思わず「わぁ、きれい!」と声を上げます。
「シンプルでナチュラルな色づかいが、まさに北欧テイスト。特注のチェアなどインテリアもすてきで、ワクワクしてきます」(廣松さん)
「グランピングの施設でここまでしっかりしたフロントがあるのは珍しいですよね。窓が大きくて明るいので、自然と気持ちが高まりますね」(河合さん)
と、早々に二人とも気分が盛り上がってきているようです。
![牡鹿をモチーフにしたロゴマークは、逆さまにするとランプの炎になるという仕掛けが。スタッフが工夫をこらしてデザインしたそう。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/c/1280wm/img_3c1f358772f870fff18e0ee9f369276f24148.jpg)
![まるでホテルのようにスタイリッシュで広々としたレセプションロビー。大きな窓からは施設の様子を一望できる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/c/1280wm/img_3c41dfa5cb39d6d075dcfc07f5ce8cbb132854.jpg)
チェックインの際にまずサーブされるのがウェルカムドリンク。赤ワインのように見えますが、じつはワイン品種のぶどう果汁100%のドイツ産グレープジュースなんです。「特別なステイの始まりを感じていただくために」と、ワイングラスでちょっとスペシャル感を演出しているそう。
「わぁ、おいしい! これまで飲んだグレープジュースでいちばんのおいしさかも(笑)。ワイングラスで出してくださるなんて、ていねいにおもてなしをしてくださる施設なんだなという実感がわきます」(廣松さん)
![ウェルカムドリンクでまずは乾杯! CREAアンバサダーの河合理恵さん(左)、廣松叶子さん(右)。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/9/9/1280wm/img_999cbf2c98a8a7103fc8fb43dd538c7685055.jpg)
![ワイングラスでサーブされるウェルカムドリンクは、ワイン用ぶどうで造られた果汁100%のグレープジュース。ノンアルコールながら、まるでワインで乾杯しているよう。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/0/1280wm/img_604e52ce30a7ea0ba24fefb487c838c240886.jpg)
と、そこに運ばれてきたのは、こぼれそうなほど野菜がたっぷり盛られた大きなトレイ。WHITE LAMPでは、その日に入荷した新鮮な野菜の中から、あらかじめ好きなものを好きなだけ選び、夕食のバーベキューコースでいただく“マルシェスタイル”が大人気なのです。シェフ自ら、地元の野菜や旬のものについて、味の特色やおすすめの焼き方などを説明してくれます。
「自分で好きな野菜を選べるなんてびっくり! 想像以上に種類がたくさんあって、カラフルなビジュアルだけでも楽しくなりますね。地元の食材が入っているのも魅力的で、選ぶのに迷っちゃいます(笑)」(河合さん)
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/d/1280wm/img_8da6df3528d7ef184c50431ae473e96f133570.jpg)
![夕食がバーベキューコースの場合、野菜はチェックイン時に“好きなものを好きなだけ”選べるマルシェスタイルでチョイス。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/5/1280wm/img_a5c17cce4cccd1562c17cad7c3c7c02e128422.jpg)
北欧テイストのドーム型キャビンで脱・日常のグランピングを
WHITE LAMPの客室は7タイプ15棟。どのタイプもシンプルでスタイリッシュな北欧テイストにデザインされ、心身ともにリラックスできる“脱日常空間”を演出しています。
その中で今夜二人が宿泊するのは、プレミアドームAタイプ。レセプションロビーからは電動カートで送迎してもらえます。
![コロンとしたドーム型の客室棟に、廣松さんも河合さんも「かわいい!」とちょっぴりハイテンション。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/c/1280wm/img_1ccd104f73e9b6f1e78e8052db40f986116169.jpg)
それぞれの客室棟は距離を置いて独立しており、デッキテラスには屋根付きのバーベキューステーションに加え、焚き火を愉しめるスペースも。周囲を気にせずアウトドア体験を満喫できるように、という心配りが感じられます。
室内に一歩足を踏み入れると、そこには、なんと直径8m、天井高4.8mという想像を超えるゆとりある空間が。一般的なグランピング施設とは一線を画すしっかりとした造りで、しかも全室に独立したトイレや照明付き洗面化粧台、バスルーム機能が備えられています。まさに“脱・日常”を感じさせる贅沢なスペースに、二人とも驚きの様子。
![シンプルながらナチュラルで洗練されたデザインの木製ドーム型キャビン。ドームならではの天井の高さが開放感を演出。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/6/1280wm/img_06f4f89739ce8bb8b6ce79abecb8ace8111267.jpg)
「客室にお手洗いとバスルームが付いているのが、女性にとってはとにかく便利で安心! これまでのグランピングで不満だったのが、共同のシャワー室や洗面所を使わなければいけないことだったんです。特に那須は夏場でも夜は気温が下がるから、部屋から出ないで済むのはうれしいですね」(河合さん)
さらに、シャワーヘッドやドライヤーには、肌や髪に優しい「ReFa」ブランドを採用。ヘアケアやボディソープなどにも環境に配慮したブランドのオーガニック製品を用意するなど、女性への気遣いが各所に。
「全室にReFaのシャワーヘッドやドライヤーが揃っていて、しかもオプションでヘアーアイロンも借りられるんですって。 そこまで用意されているなんて、グランピングでは見たことありません! アメニティも豊富で、希望すればスキンケアセットも用意してもらえるから、荷物も少なく済んで楽だなぁ。しかも室内用のスリッパが驚くほどふかふかなのも、さりげなく嬉しいポイントかも」(廣松さん)
![清潔でスペースに余裕があり、使いやすさ抜群の洗面化粧台。鏡には照明機能も。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/6/1280wm/img_4677f5bc14aef62ddebd3013f30c407e61451.jpg)
![浴室のシャワーヘッドには、肌に優しいウルトラファインバブルとマイクロバブルの洗浄力が魅力のReFaブランドを採用。ヘアケアとボディソープは環境に配慮したブランドMillennium Organics。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/4/1280wm/img_849047adbc6124cbd1e7dcbc42b7a148142028.jpg)
![優しい磨き心地の歯ブラシやガラス製の爪磨き、バスソルトなど、こだわりのセレクションが揃うアメニティ。ヘアドライヤーもReFaブランド。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/1/7/1280wm/img_174f16fcbb0340af3af73620de29c4fc125449.jpg)
何より二人が驚いたのは、屋外テラスに据えられた露天バスタブ。高い塀でしっかり囲われているため、女性でも安心してゆっくりバスタイムを楽しむことができます。「シャワールームからすぐテラスに出られるのがいいね」「朝も夜も入りたくなる!」と、楽しみがまた増えたようです。
![室内のシャワールームに続く屋外テラスにもバスタブが。周囲からは完全に囲われているため、安心して空の下のバスタイムを満喫できる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/3/1280wm/img_43efd2f735ee0936c0c4a3b2dd1af6a6144493.jpg)
2022.04.20(水)
文=張替裕子(giraffe)
撮影=鈴木七絵