部屋でゆるりとくつろぐもよし。“別府温泉絞り”もいい思い出に

 客室のインテリアデザインも、隈 研吾氏によるもの。海を絵画のように楽しめる「ピクチャーウィンドウ」が特徴です。

 壁紙は、別府名物「血の池地獄」の赤から着想を得たという古代色の「柿渋」色で、その濃密な色合いが海の青さを引き立てる仕掛け。また、ベッドのヘッドボードやフットスロー、照明にも、大分発祥の絞り染め「豊後しぼり」を巧みに取り入れてあり、地域の伝統工芸や文化に触れることができます。

 海を間近に感じながら瞑想したり、畳でゴロゴロしながら午後の予定をたてるのもいいですね。

 朝9時半から「湯の広場」で開催されているのは、「別府温泉絞り体験」(4日前までに要予約。1,800円)。客室の絞り染め装飾の制作にも携わった染色家・安藤宏子氏の監修による、温泉を利用した絞り染めに挑戦します。

 日々、微妙に変わる温泉の温度や成分バランスによって、色の抜け方が変わるのが面白いところ。赤色または青色に染められた木綿のハンカチをベースに、箸や木のボールをゴムで結ぶなどして、絞り模様を作ります。

 温泉に浸けて色を抜く作業は、スタッフの方におまかせ。どんな模様が出来上がってくるのか、楽しみ!

2022.03.28(月)
文=伊藤由起
写真=榎本麻美