辛さと風味を選べるラー油

◆小川椒辣油/胡麻子辣油/五香蒜辣油 280元
◆大紅袍辣油 400元

 「杜甲 A-Ma」自慢の自家製ラー油は全部で4種類。唐辛子と花椒、新鮮な白ゴマを用いて作っていますが、それぞれ風味が異なります。

 一番人気の「小川椒辣油」は他の商品に比べると、辛さが控えめなので、辛いのが苦手という方におすすめです。

 「大紅袍辣油」は花椒の成分が多く、中国語で「麻(マー)」と表現されるピリピリと痺れるような辛さが味わえます。

 「胡麻子辣油」は白ゴマの成分が多く、ゴマ油に似た香ばしいゴマの香りが楽しめます。

 最も台湾らしいと評判なのが「五香蒜辣油」です。これは花椒やニンニク、ショウガ、ピーナッツ、中国四川産の高級豆板醤を用いています。中国語で「鹹香」と表現される「しょっぱい辛さ」が味わえます。

 いずれも唇や舌がピリピリと痛くなるような辛さではなく、マイルドな印象の辛さがウリ。お好みで選んでみてはいかがでしょうか。

名物・唐辛子スナックはやみつきになる美味しさ

◆香酥脆椒 巴蜀川辣/台式甘梅/新疆孜然/墨西哥椒 30g69元、120g180元

 看板商品である唐辛子スナックの「香酥脆椒 巴蜀川辣」。これは唐辛子の種を取り出し、白ゴマを詰め込んだ後に揚げたものです。ベテラン職人が火加減を調整しながらカリッと揚げているので、油っこさがないのが特色。ピーナッツやエンドウ豆も入っており、サクサクとした食感となっています。

 さらに、これをベースにした3種類のフレーバーがあります。1つは台湾のフルーツなどにふりかける甘い梅の粉を混ぜた「台式甘梅」。こちらは辛さのほかに、甘さと塩味も感じられます。

 そのほか、中国新疆産のクミンを加えた「新疆孜然」やメキシコ産の唐辛子を加えた「墨西哥椒」(こちらは売り上げナンバーワン!)もあります。ミニサイズもあるので、複数購入して食べ比べしてみるのも面白いでしょう。

2021.10.14(木)
文・撮影=片倉真理