自由に台湾旅を楽しむにはまだまだ時間がかかりそう。台湾が恋しいクレア読者のため、また観光客を失ってしまった台湾のお店のために、毎月定期的に台湾情報を発信している「台湾ぶらぶら食べ歩き」と「片倉真理のときめく台湾土産」で、「CREA台湾応援隊」を結成。
2連載共同で日本にいながらお取り寄せが可能なおすすめ店をご紹介いただきます。
<リンク集>
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日用品から雑貨、食品まで注目の台湾ブランドが集結!
MRT市政府駅近くにある「松山文創園區」。日本統治時代にタバコ工場として建てられた建築群をカフェやショップとしてリノベーションしたカルチャーエリアで、イベントなども頻繁に開催されています。
そんな施設の一角にあるのが、台湾デザイン研究院(TDRI)が運営するショップ「Design Pin(デザイン・ピン)」。最新の台湾デザインに触れられる注目のスポットです。
こちらの商品を、前篇と後篇の2回にわけてご紹介します。
台湾デザイン研究院(TDRI)は政府管轄のデザイン振興機関。民間企業やクリエイターたちと、デザインやブランディングに関する数々のプロジェクトに取り組んでいます。
同研究院の崔慈芳さんによれば、ここ数年、台湾の若手デザイナーが海外で学んだり、展示会に参加したりする機会が大幅に増えているとのこと。
彼らは海外マーケットでの競争に打ち勝つべく、台湾独自のカルチャーや工芸技術を盛り込んだ作品を次々と開発しているそうです。
ここでは同研究院が毎年実施している「金點設計獎(ゴールデン・ピン・デザイン・アワード)」の受賞作品のほか、海外のデザイン賞を受賞したプロダクトも扱っています。
日用品から工芸品、文房具、インテリア雑貨など、ジャンルは多岐にわたります。クリエイティビティに富んだ商品が並ぶ様子は圧巻です。
さらに、同研究院では「Taiwan Good Agriculture(TGA)」というプロジェクトも実施。これは優れた農家や食品加工業のブランディングやデザインをサポートしていくもので、毎年10社程度とコラボレーションをしています。
ショップ内にも、同プロジェクトによって誕生した食品が並ぶコーナーがあります。
今回は新年に合わせ、おめでたい気分を味わえるグッズのほか、TGAプロジェクトの食品も紹介したいと思います。
なお、ここで紹介した商品は「デザイン・ピン」のオンラインショップにて日本からも購入可能なので、ぜひチェックしてみてください。
次回は現在の台湾の潮流であるサステイナブルな商品を取り上げます。
2021.01.17(日)
文・撮影=片倉真理