自由に台湾旅を楽しむにはまだまだ時間がかかりそう。台湾が恋しいCREA読者のため、また観光客を失ってしまった台湾のお店のために、毎月定期的に台湾情報を発信している「台湾ぶらぶら食べ歩き」と「片倉真理のときめく台湾土産」で、「CREA台湾応援隊」を結成。

 2連載共同で、日本にいながらお取り寄せが可能なおすすめ店をご紹介いただきます。

<リンク集>
» 台湾茶ショップ3選
» 台湾雑貨「來好」
» お取り寄せできる台湾コスメ、へそ灸、占い
» 今、台湾デザインが可愛い! 注目アイテム12選
» 台湾で話題のSDGsアイテム11選!


文房具マニアの店主が開発した日々の暮らしを彩る文房具

 MRT忠孝新生駅近くの路地を進むと、ヨーロッパ風の洗練された店が目に入ります。ここは若者たちに人気の文房具店「直物生活文具」。

 文房具をこよなく愛するタイガーさんが開いた店で、ヨーロッパや日本の文房具を中心に、自ら開発したオリジナルのスタンプやノート、カードなどを販売しています。

 センス溢れるデザインと優れた機能性を備えた商品たち。日本の文房具好きの間でも話題の店で、ファンは少なくありません。

 タイガーさんは13年前に台湾で初めて文房具を紹介するブログ「文具病」を開設し、文房具に関する著作も3冊あるという著名人物。

 2013年に国立台湾大学近くに1号店をオープンした後、5年前に2号店を開きました。2号店はカフェを併設し、文房具マニア同士が交流できる場となっています。

 父親が建築図面を描く仕事をしていたため、子供の頃から日本製の文房具に触れ、その機能美に魅了されてきたというタイガーさん。

 日本に留学していた時には、なんと週に2、3回は銀座の「伊東屋」に通っていたそうです。日本語も堪能なので、文房具ネタで盛り上がること、間違いありません。

 店名の「直物」には、「見た目だけではなく、モノの本質を伝えたい」という思いが込められています。

 長年にわたって文房具を研究し続けてきたタイガーさんが手がけるグッズは、デザインだけでなく、実用性や機能性でも評価されるものばかり。長く使い続ける愛用者も多いようです。

 商品の一部は、公式オンラインストア(英語、中国語のみ)やグローバル通販サイト「Pinkoi」(注文画面は日本語対応)を通して日本からも購入可能! ぜひチェックしてみてください。

2021.05.21(金)
文・撮影=片倉真理