フルーティーな烏龍茶とセンス溢れる茶筒が魅力!
当連載でも紹介したことがある台湾茶ブランドの「THREE LEAFS」。伝統的な製法で作られた茶葉と洗練されたパッケージが評判です。
2021年6月に日本人アーティストとコラボした新商品が発売となったので、今回はこちらをご紹介します。
パッケージに描かれた明るくてポップなイラスト。これは南伊豆に暮らす伊集院一徹さんと、その仲間である山下航さんと赤池完介さんといった3名のアーティストが手がけたものです。
このプロジェクトは彼らが一年半前に台北で展覧会を開催した際、「THREE LEAFS」のオーナーであるナンシーさんと知り合ったことから始まりました。
「いつか店で展覧会を開催しましょう」と約束したものの、コロナ禍で自由な往来ができなくなってしまいます。
それでも、夢をあきらめずに話し合いを続け、新たな企画としてこの商品が誕生することになりました。
「Beyond the Tea」というシリーズ名には、「コロナ禍であっても大きな壁を越えて結びつきたい」というメッセージが込められているそうです。
茶葉は「THREE LEAFS」が新たに開発したフルーツフレーバーの烏龍茶。ライチ味、パイナップル味、マンゴー味、ピーチ味、グレープフルーツ(黄金柚子)味、巨峰味の6種類があります。
台湾中部の南投県竹山産の四季春茶をベースに、焙煎する際に食用の天然アロマで香りづけしています。ふんわりと自然なフルーツの香りを楽しめるのが魅力です。
商品のマーケティングを手がけているのは、日本の大学院で学んだ寧(ニン)さんと淨(ジン)さんが経営する「NinJin Selection(ニンジン・セレクション)」。ここでは台湾各地の優れた商品やデザイナーグッズを扱っています。
「台湾茶を通して台湾と日本を繋ぎたい」という人たちによって生まれた「Beyond the Tea」。いつもとはちょっと異なるお茶を味わってみたいという方におすすめです。日本からは「NinJin Selection」のオンラインストアで購入できます。
ちなみに、フルーツ烏龍茶はホットでもアイスでも楽しめますが、個人的におすすめなのはアイスティー。
適量の茶葉を水に入れて、冷蔵庫に一晩置いて水出しするのもグッド。フルーツジュースのような感覚で飲めますが、ジュースとは異なり、あくまでもお茶なので飲みやすいのが特色。
もちろん無糖なので、身体への負担が少ないのも嬉しいところです。残暑が厳しい折、喉越し爽やかなフルーツ烏龍茶でティータイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。
2021.08.27(金)
文・撮影=片倉真理